詭弁論理学 – 野崎 昭弘 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分


詭弁論理学詭弁論理学

第1章 : 議論の種々相
第2章 : 強弁術
第3章 : 詭弁術
第4章 : 論理のあそび
知的な観察によって、人を悩ます強弁、詭弁の正体を見破ろう。言い負かし術には強くならなくとも、そこから議論を楽しむ「ゆとり」が生まれる。ルイス・キャロルのパズルや死刑囚のパラドクスなど、論理パズルの名品を題材に、論理のあそびをじっくり味わおう。それは、詭弁術に立ち向かうための頭の訓練にもなる。ギリシャの哲人からおなじみの寅さんまでが登場する。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

書評・レビュー・感想

「詭弁論理学」という題名で、お堅い印象があるかもしれないが、思ったよりもずっと軽い感じの本である。1976年初版ということなので、30年以上に出版されている。
論理学というよりは、頭の体操というイメージに近い内容であり、30年以上前に出版されているが内容自体、古びれることもなく今の時代でも共通のものであるので、人間なかなか進歩しないということかもしれない。(強弁、詭弁がまだまだ巷に溢れかえっているともいえるかもしれない)
本書を読んで思うことは、強弁、詭弁の中でもやはり、小児型の強弁が最強でどうしようもないということだろう。たぶん小児型の強弁に対抗できるのは、無理編にゲンコツくらいかもしれない。
小児型の強弁はなんといってもそもそも議論ですらないのだから、議論でどうこうすることができない。
小児型の強弁に議論で対抗しようとすると、議論というもののルールを教え、議論をすることを納得させという手間が発生し、その手間を最初から自分が引き受けなければならないのだから、やる前からもう負けているも同然。
そういう意味でも著者が言うように「知的な観察によって、人を悩ます強弁、詭弁の正体を見破り、言い負かし術には強くならなくとも、そこから議論を楽しむ「ゆとり」を持とう」というのがいい落としどころかと思う。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です