ワーキングプア – いくら働いても報われない時代が来る – 門倉 貴史 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分


ワーキングプア - いくら働いても報われない時代が来るワーキングプア – いくら働いても報われない時代が来る

第1章 : 日本の労働者の4人に1人は生活保護水準で暮らしている
第2章 : 働き盛りの中年家庭を襲う「ワーキングプア」の恐怖
第3章 : 崩壊する日本型雇用システム
第4章 : 非正社員で働く若者たち
第5章 : 「構造改革」による自由主義経済と民営化の果てに

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

書評・レビュー・感想

ワーキングプアに関するテレビを「NHKスペシャル 「ワーキングプア Ⅱ」 」で観たと書いた。
その後、ワーキングプアについてもう少し知りたいなあということで、本書を購入。
読んでみたが、ちょっとがっかり。
本書では、各章末にドキュメント「ワーキングプア」と題していくつかのワーキングプアの具体例を経歴とともにインタビューしたものを載せていた。
そこには、元・年商14億の会社社長や元・大手100円ショップ店長などが出てきていたが、正直言って、これはワーキングプアではないと思う。
このドキュメント「ワーキングプア」に出てくる人たちは、別に今の時代に限ったことではなく、いつの時代にもいたタイプの人たちであり、ただ単に昔はよかったが今は・・・という人たちを集めてきて、すべての原因を格差社会というものにひとくくりにしてワーキングプアというレッテル張りをしたかなり乱暴なものであるという印象を受けた。
NHKスペシャルに出ていたワーキングプアの人たちとは質が違う。
そういう意味で、本書はほんとうの意味でのワーキングプア問題を隠す危険すらあると思う。
404 Blog Not Found:ワーキングプア」でdanさんが書評しているが・・・

1990年代の合州国、そして昨今の日本で急速に増えつつある「働く貧困層」の問題をあの門倉貴史が解説したもの。現時点において、この問題に関する最も適切な解説書ではないか。これだけ上梓が多いと、どうしても最初に抱く疑念は粗製濫造というものだが、本書においても門倉節は冴え渡っている。統計を上から鳥瞰するだけではなく、現場の声をインタビューで丁寧に拾って虫瞰する「二穴責め」(ああどうして私が書くとこうなってしまうのか)は本書でも健在。わずか220ページにインタビューが10本、グラフは数えきれないほど。どうしてこれだけ濃密な仕事をしかも複数こなせるのか、怠惰な私はただ感嘆するばかりである。

ほんとうにちゃんと読んだのかと思うほどのヨイショっぷり。
私は完全に「粗製濫造」だと思う。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です