[映画] ダーウィンの悪夢

【この記事の所要時間 : 約 3 分

「ダーウィンの悪夢」というドキュメンタリー映画を見たいと思っている。

数百種の固有種のすみかで、“ダーウィンの箱庭”と呼ばれていたヴィクトリア湖に放たれた外来魚が巻き起こす悪夢を追ったドキュメンタリー。カメラはナイルパーチ景気に湧く魚輸出業者と、新しい経済が生み出した貧困の光と影を映し出す。そして、魚を運ぶためにアフリカにやってくる飛行機が積んでいるものの正体が、徐々に明らかになっていく。世界規模で行われている搾取の実態が描き出されている衝撃作だ。
半世紀ほど前、タンザニアのヴィクトリア湖に何者かが外来魚ナイルパーチを放流する。その後、この肉食の巨大魚は増え続け、湖畔にはこの魚を加工して海外に輸出する一大魚産業が誕生する。セルゲイら旧ソ連からやって来るパイロットは、一度に55トンもの魚を飛行機で運び、彼らを相手にエリザたち町の女性は売春で金を稼ぐ。(シネマトゥデイ)

ナイルパーチという魚によってもたらされたタンザニアの格差と大多数の貧困を描いた作品らしい。すでに見た人の感想は・・・

タンザニアにおける貧困は予想以上だった。彼らは、切り身になって輸出されるナイルパーチのあまった部分、頭と尻尾、骨を食べる。運ぶ途中で腐ってしまい、たくさんの蛆が湧いたナイルパーチの頭。正直、とても人が食べるものとはおもえなかった。しかし、抗議をおこなったタンザニアの政府は、これらの映像や、飢饉や貧困といった事実を隠蔽しようとしているのではなく、もっと別の意味で、作品に抗議したのだとおもう。この作品の惜しい点は、タンザニア人たちが、貧困や飢えで苦しみつづけ、この状況にすっかり絶望しきっているように見えてしまうことだ。作品におけるタンザニアの人々は、どこまでも「悲惨な被害者」として扱われる。誰もあかるくふるまったりはしないし、おどけた表情を見せることもない。それはこのドキュメンタリーを作品として切り取った監督の意向である。
http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20061228#p1

ナイルパーチとは、Wikipediaによるとスズキの近隣種らしい。

ナイルパーチ(Nile perch)
全長193cm、体重200kgの記録がある大型魚。
アフリカ熱帯域の川、塩湖、汽水域に分布する。
食用魚としてアフリカ各地の湖へ放流されているが、同時に生態系へ大きな影響を及ぼし問題となっており、特にヴィクトリア湖では固有種が激減している。
IUCNの「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定されている。
日本にも輸入され、環境省による要注意外来生物にリストアップされている。

ただ、白人からの視点で、地元の視点がないという指摘も映画を見た人からの感想としてあるみたい。そういうのも含めてみてみたい。

ダーウィンの悪夢(字幕版)

タンザニアに生きる―内側から照らす国家と民衆の記録
根本 利通
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