盆栽― NHK美の壷 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分


盆栽―NHK美の壷盆栽―NHK美の壷

引退した老人がする趣味と思われている「盆栽」。
最近はにわかに活気付いているらしい。
インテリアプラントとして海外でも高い評価を得て、海外の人が日本に学びに来たり、日本の若者がいろいろなアレンジをして飾ったりなど広がりを見せている。
そんな「盆栽」をテーマにした緑のアート鑑賞マニュアル。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

書評・レビュー・感想

壱のツボ盆栽には悠久の時が宿る
すべての盆栽は美しい老木を目指している。
盆栽で尊ばれる「幹の太さ」や「幹の曲がり」というのは盆栽名人の手にかかればそれほど難しくないらしい、つまり美しいの部分だ。盆栽名人でも歯が立たないもの、それが「時間」、つまり老木の部分だ。
時間が大切なのは、時間によって樹木の「古色」が生まれるためとのこと。
樹形をどうにかできても幹肌に現れる古色だけはどうにもできない。
樹の根元など幹のところどころに白くなった舎利(しゃり)と呼ばれる古色を感じる部分と生命力に溢れた幹のコントラストを楽しむのがいいとのこと。
本来ならマイナスの印象でしかない枯れた部分が樹の七難をかくすところも盆栽の面白みであるらしい。
弐のツボ一木に大地を見よ
盆栽は樹を通して特徴的な日本の風土や環境を描いている。
盆栽というものは背後に広がる景色までを背負って、盆栽というらしい。
つまり、一歩下がって盆栽の背景に景色が浮かぶようにイマジネーション豊かに眺めるのがいいとのこと。
参のツボ最後の仕上げは鉢映り
盆栽とは樹のことではなく、鉢(=盆)と樹(=栽)のこと。
つまり、樹は鉢次第で魅力が倍増したり半減したりする。
樹と鉢の相性のことを盆栽界では「鉢映り(はちうつり)」というらしい。
その盆栽を飾り、引き立てる樹と鉢のバランスを楽しむのがいいとのこと。
床の間がなくて盆栽など・・・と思っている人も多いかもしれないが、最近はお洒落なショップでは盆栽をインテリアとして活用しているところも多い。
個人的には、断崖絶壁に根を張り、風雪に耐え切れずに下垂しているような「懸崖」が好きだ。
おっと思わせる形。
床の間がなくても、掛け軸がなくても、何かの絵の近くにでも飾ってみたい。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です