JTBがダメな(これからもダメそうな)理由が分かった気がした。

【この記事の所要時間 : 約 3 分

経営者がITを理解できない本当の理由 : JTB情報システム 代表取締役社長 佐藤正史
上記のサイトを読んだ感想は「がっかり」

今までは、ユーザーとベンダーが協働し、なんとかシステムを作ってきましたけれど、これからはそうではない。ITに関することは全部、IT産業の担い手であるITベンダーの方が全責任を負う。

「IT」は、
 1.既存の財務計算や給与計算といった業務の効率化のためのIT
 2.今までできなかったことを ITで可能にする新ビジネス、経営のためのIT
と大きく分けることができます。
JTB情報システムの社長がかかわっているのが1だとは到底考えられませんで、2の「新ビジネス、経営のためのIT」のことをおっしゃっているのだと思います。
ITとは経営戦略そのものである」と言われます。これも2の意味でのITといえるでしょう。
企業の質を高めていくために、「アウトソーシング」が一つのやり方としてありますが、前提としては、ビジネスの根幹に集中するために、根幹業務以外について外注するということです。
この前提は、つまるところ、アウトソーシングするのは、「根幹業務以外」であって、「根幹」ではないということです。
つまり、アウトソーシングできるのは、基本的には、1の意味でのITであって、2の意味でのITではないということです。
経営戦略が企業の根幹業務であることに異を唱える人はいないでしょう。
2の意味でのITが経営戦略そのものであるとすれば、ITをアウトソーシングするというのは本来あってはいけないことなのです。
何が何でも企業内で行うのが当たり前なのです。
そういう企業として当たり前のことができないから2の意味でのITをアウトソーシングしているのが実態なのです。
経営戦略コンサルティング会社と契約して
「経営戦略に関することは全部、経営戦略産業の担い手である経営戦略コンサルタントの方が全責任を負う。」
というようなことがあるでしょうか?
結局は、経営戦略の責任は、経営陣にしかないのです。
経営をアウトソーシングすることなどできない。
(経営をアウトソーシングするならあんたは要らない、アウトソーシング先に経営者をやってもらえばいい)
経営の責任を他者に転嫁することはできない。

ユーザー企業にもITに関する設計能力がないとシステムは完成できない、なんてことは、絶対に思ってほしくない。もうそんな時代では全然ないのです。

ITにおける「設計」というのは、ビジネスの構築に相当します。
過去、現在、未来、あらゆる時代において企業のビジネスの構築というのは他人任せにできないものです。
ユーザーはITプロフェッショナルであるべき」なんですね。
JTB情報システムの社長さんは、サラリーマンとして出世はしたんでしょうが、起業家精神というかビジネスマインドが欠けている。そう感じてしまいました。
分裂勘違い君劇場 – 「IT投資」という考え方そのものが間違っている
つまりJTB情報システムの社長さんは40年もこの業界でやってて社長にまでなったのにまだなお「青い鳥症候群」なんだね

ITシステム開発はなぜ失敗するのか
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