中国は日本を併合する – 平松 茂雄 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分


中国は日本を併合する中国は日本を併合する

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

書評・レビュー・感想

「日本併合」というタイトルが気になり購入。
著者は中国研究歴40年以上の平松氏。
平松氏は、中国は台湾併合へ向けて着々と手を打っているという。どのような手かというと、極論すればアメリカが出てこないようにするためのあらゆる手である。そして、中国が台湾を併合し、拠点となる東シナ海を押さえることで、中国の国力の増強とともに、朝鮮半島も日本も飲み込まれていくという。

読んだあとに、他の人がどのような感想をもったのかサイトをいくつか検索してみてみたが、たいていは「ショッキングだ!」「全国民の必読の書だ!」といった内容だった。アマゾンのレビューでもそういった感想には「参考になった」という数が多かった。
著者の出しているデータは事実だろうし、事実事態もその事実から導き出された結論もショッキングではあるが、中国の戦略だけで物事が進むわけではない。さまざまな要素があるはずだが、そのさまざまな要素(中国以外の)が無視されている。著者は中国の専門家であるためかアメリカやロシアや韓国、インドなどの戦略についてはまったく触れられていない。個別のデータは事実であろうが、偏った事実だけあつめて結論づけられてもその結論の反証となりえる事実に著者は興味がないようだ。
自分の結論の反証となりえる事実を他人に指摘されるより先に見つける姿勢が学者たるものの務めなのではないだろうか?
中国に対する日本人の過小評価や考えの甘さといった点で危機感を持たせるには有効な書だと思うが、文章そのままを受け取るほどおろかでもない。中国問題を危機として議論のテーブルにのせた点については多いに評価したい。あとは、本書を読んだ各自がどう考え、どう行動するか。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です