【名画の扉】 この絵の作者とタイトルは? – 第55回

【この記事の所要時間 : 約 3 分


[ 名画の扉の問題 ]
この絵画の作者とタイトルは?
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[ 名画の扉の回答 ]
フラゴナール作 「ぶらんこ」
ロココ美術の代表作である。
森の中でブランコをしている女性と、それを後ろで操る中年男性、ブランコの下でスカートを覗き込むように見る若い男性が描かれているが、本作品には不道徳な意味合いがあると言われている。
当時の貴族社会では、かなり年齢の離れた男女が結婚することが当たり前であったが、男性が年老いて、若い妻を相手に出来なくなった場合は、合意の下で若い男性に相手をさせることがあったらしく、その様子を描いたとも言われている。ブランコの浮遊感は、男女の営みを表し、女性の靴が脱げているのは、性に対する奔放さを表し、その女性を操っている中年男性は、女性の夫で、ブランコの下にいるのは、相手の若い男性、若い男性の左腕が大きく突き出ているのは、男性自身の興奮を表しているといわれている。左にいるキューピットはこの関係が内密であることを示すように、口元に人差し指を当てた姿で描かれている。
ジャン・オノレ・フラゴナール Jean Honoré Fragonard 1732-1806 | フランス | ロココ美術

18世紀のロココ美術盛期から末期を代表するフランスの画家。高い技量磐石な基礎を感じさせる的確な描写技法や構図・構成を駆使し、歴史画、神話画、宗教画、肖像画、風俗画、風景画、寓意画など様々なジャンルの作品を手がける。特に不道徳性の中に甘美性や官能性を感じさせる独自の風俗的主題や寓意的主題を扱った作品は画家の天武の才能が示されている。またフラゴナールは速筆としても知られ、(バロック期の画家フランス・ハルスにも通ずる)その一瞬を捉える卓越した技術で描かれる肖像画、風景画、風俗画などの作品は、当時の日常生活と感受性を余すことなく伝えている。1732年、南フランスのカンヌ近郊グラース(グラッス)で皮手袋製造業を営む一家の息子として生を受ける。1738年、家族と共にパリに出てその後、シャルダンやフランソワ・ブーシェ、カルル・ヴァン・ローに師事。その努力が実り1752年ローマ賞を受賞、1756年から1761年までの5年間イタリアへ留学し、風景画家のロベールや美術愛好家であったサン=ノン師と交遊する。帰国後はアカデミーへの入会はせず、サロンやアカデミーとは一線を画した自由な立場で制作活動をおこなう道を選ぶ。そのため、貴族や財界の有力者との交流を持ち、個人の邸宅の装飾画の注文などで寓意的主題や官能的主題を描き好評を博した。また1773年フラゴナールのパトロンであったベルジュレと共に再びドイツ・イタリアを訪れている。1789年から始まったフランス革命後は、劇的な社会情勢の変化や、それに伴う急速なロココ美術の衰退などもあり、それまでの隆盛を極めた活動とは対極的な恵まれない制作活動を送った後、人々から忘れられつつ、1806年、パリで没した。

(名画の扉・シリーズ)

徳島県・鳴門にある「陶板名画美術館」として有名な「大塚国際美術館」で撮影してきた世界的に有名な西洋絵画をもとにその絵の作者やタイトルを当てようと言うシリーズである。あなたは、どれくらい当てられる?

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