【名画の扉】 この絵の作者とタイトルは? – 第52回

【この記事の所要時間 : 約 3 分


[ 名画の扉の問題 ]
この絵画の作者とタイトルは?
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[ 名画の扉の回答 ]
モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール作 「ポンパドゥール夫人」
ロココ様式の傑作である。フランス国王ルイ15世の公妾であったポンパドゥール夫人が描かれている。この時、ポンパドゥール夫人は35歳だったと言われている。絶世の美女であり、高い教養と知識を持ち、絶大な権力を持って政治を行ったことでも有名であるが、その分、敵も多かったといわれている。この作品では、そんなポンパドゥール夫人の憂いがありながらも凛とした表情をうまく表現している。きらびやかな服装や宝石で飾りつけるのではなく、手に持った楽譜や机に配置された書籍、地球儀などと一緒に描かれていることからも高い知性を持った女性であることがうかがい知れる。
モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール Maurice Quentin de La Tour 1704-1788 | フランス | ロココ美術・肖像画家

18世紀に活躍した盛期ロココ様式を代表する肖像画家。パステルでの絵画表現に大きな可能性を見出し、独自的なパステル表現を確立。画家が生涯を掛けて探求したパステル独特の軽やかで速筆的な質感や、油彩手法とは異なる繊細で柔らかな表現、輝きを帯びた色彩を用いて制作された肖像画は、生を謳歌する人々を表現したロココ様式の精神性や表現手法と非常に相性が良く、当時の人々に多大な称賛を以って迎えられた。また描く対象の内面を反映させたかのような豊かで複雑な表情の描写も特筆に値するものである。1704年、フランス北部エーヌ県の小都市(自治区)サン=カンタンに住んでいた中流階級の一族の息子のひとりとして生を受ける。その後、1719-20年頃に若くしてパリへと旅立ち、1720年前後から(当時)フランス国内で大流行していたイタリアの女流パステル画家カッリエーラの作品に触れ、大きな衝撃を受ける。以後、独学でパステルの描写手法を研究し、貴族階級の人々や哲学者など知識人たちの肖像画を手がける。1746年、パステル肖像画家として王立絵画・彫刻アカデミーの会員となる。その後も代表作となる『ポンパドゥール夫人の肖像』を始めとし、名だたる上流階級の人々の肖像画を手がけ画家として確固たる地位と圧倒的な人気を得るものの、年を重ねるごとに精神を病んでしまい、晩年期頃には完成した作品へさらに手を加え作品を台無しにしてしまうなど奇行が目立つようになる。1788年、パリで死去。気難しく短気な性格と伝えられたモーリス・カンタン・ド・ラ・トゥールではあったが、画家の手がけたパステルによる数多くの肖像画は、現在もロココ様式を代表する絵画作品として広く認知されている。

(名画の扉・シリーズ)

徳島県・鳴門にある「陶板名画美術館」として有名な「大塚国際美術館」で撮影してきた世界的に有名な西洋絵画をもとにその絵の作者やタイトルを当てようと言うシリーズである。あなたは、どれくらい当てられる?

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