がまんできない人のための 真の忍耐力養成ドリル – ココロ社 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

スキルを身につけるために本当に必要なもの、それは「忍耐力」。どんなに優れたノウハウであっても、それを身につけるための忍耐を避けて通っては、大成功もままなりません。本書はこれまでビジネス書が度外視してきた根本的な忍耐力のトレーニング法を、理論的かつ実践的な2週間のメニューにまとめあげ、がまん強く解説します。読めばみるみるがまん強くなる、驚異の忍耐力養成ドリル。

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書評・レビュー・感想

賛否両論ある本であるが、個人的には「わりと良かった」。
本書から得られた、今後気をつけたい点を2点挙げたい。
 1.「作業したい」という欲望を抑えることで、真の学習が可能になる

「書いてあることを脳裏に刻むこと」が最優先であるということを忘れてしまうと、達成感を求める作業に入ってしまいがちです。作業をして、それが勉強をしたことだと誤認し、「今日も1日頑張った」などと思ってしまうと学習効果半減です。よく「英単語は書かないと覚えにくい。五感を刺激して覚えるのがよい」などといいます。これは本当かと思いますが、学習に「書く」という作業を加えたとたん、学習したくないという気持ちが「学習はしんどいので作業に逃げよう」という気持ちにつながります。その意味で、学習に作業を加えることは、学習効果を薄れさせる危険性を大きくすると言っていいかと思います。学習効果も何も、学習そのものをしていないのですから効果が出るはずもないのです。「作業をすることで、学習のつらさから逃げたい」という気持ちを我慢すること。学習した痕跡を残さないことで「もしこれで習得できていなかったら、何も残らない」という背水の陣を敷くこと。これこそが学習そのものに取り組むことなのです。

 2.頭の悪い奴、偏見をもっている奴に反論するのを我慢する

偏見というものは、正しい認識がないから持ってしまうものではなく、正しい認識を持ちたくないと思っているから持っているのであって、言い返したところで、その場で相手は黙ってしまうかもしれませんが、しばらくすると、論破されたことはスッキリ忘れてしまい、また同じような言動を繰り返してしまうはずです。この手の偏見は、枚挙に暇がないですが、もともとは、スッキリしない思いがあって、誰かをバカにすることで気分を落ち着けたいという気持ちからくるものです。つまり、ここで反論して、よりストレスを与えてしまえば、より偏見が強くなるだけなのです。強い偏見を持っている人は、偏見を変えないことを目的として反論してきますから、いくら説き伏せようとしても無駄です。どれだけ話しても、それまで持っていた考えを改めることはないのですから、最初から何もしないのがもっとも楽なのです。

割といい。
割とね。

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