【この記事の所要時間 : 約 1 分】
なぜ日本人は戦前を否定するのか? なぜ「歴史」を社会科で教えるのか? 日本人に天皇は必要なのか? —-六〇年前の敗戦をきっかけに、明治も江戸も古代までも全否定する奇妙な歴史観が、この国を支配してきた。しかし、近現代世界はいま大きく変動している。戦争の真実を物語る史料も公開されはじめた。「この国のかたち」を描くために、私たちはいま何をすべきか。
書評・レビュー・感想
非常に勉強になった一冊である。
安倍首相の「戦後レジームからの脱却」の意味はこういうことなのかもしれない。謀略史観めいたものはあまり好きでないが、これは一読の価値あり。多くの問題点を社会主義の派生としているが、聞くべき点もあると思うし、本書を疑いながら読むことで学べることはあると思う。