★★★☆☆[映画] ハンガー・ゲーム2 – The Hunger Games 2 (レビュー・感想・解説・ネタバレ)

【この記事の所要時間 : 約 6 分

究極のサバイバル・アクション『ハンガー・ゲーム』の続編が更にスケールを増して帰ってきた!生き残った少女に独裁国家が仕掛けた新たなる戦い…それは歴代勝者たちを戦わせる絶体絶命のゲームだった。記念大会となる第75回《ハンガー・ゲーム》に参加するのは、激戦を勝ち抜いた経験を持つ最強覇者たち。気高きヒロイン、カットニスはこの戦いをどう切り抜けるのか?史上最も過酷なゲームが幕を開ける!

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レビュー・感想・解説・ネタバレ

完全ネタばれなので、映画未視聴の方は、決して読まないように。

公開からだいぶ時間があいてしまったが、前作「ハンガーゲーム」の後、第二弾、第三弾の第一部、第三弾の第二部という連作になっていることがわかっていたので、最後の第三弾の第二部が公開される前に見ておこうと思い、見た。

前作は、ファンタジー映画、神話映画だったが、本作品は、どちらかといえば、恋愛要素を少し強めにしたSF映画っぽくなっていた。これは好みが分かれるところだと思う。個人的には前作の方が好みだった。前作に比べると本作品は見る前からだいたいの筋がわかってしまうのが難である。

前作を見終わった後、以下のように第二弾を予想した。

第一作で名声を得たカットニスが独裁国家パネムを脅かす火種になることは、スノー大統領の会話の中で暗示されており、続編はそのあたりの展開が期待できるだろう。アルテミスがゼウスの子であるという神話的エピソードとカットニスの父親が明示的に出てこないプロットから、もしかすると、カットニスがスノー大統領の隠し子的なシナリオ展開も考えられるが、生物学的な意味の父親ではなく、精神学的な意味での父親としてスノー大統領を当てはめるならば、独裁国家パネムを支配するスノー大統領にカットニスが反抗し、倒していくというオイディプスのような父親殺しの成長譚になる可能性が一番高いと思われる。ある意味一番ベタなエディプスコンプレックス克服物語というわけである。

結論としてはだいたい合っていたと思う。

前作は、ハンガーゲームの中でプレイヤーとしての生き残り(サバイバル)だったが、本作品では、プレイヤーと主催者の戦いに軸足が移っている。



映画冒頭では、名声を得たカットニスが独裁国家パネムを脅かす火種になると感じたスノー大統領が、第74回ハンガーゲームの優勝者として各地区へ凱旋ツアーをする前に、カットニスを脅しに来る。



しかし、凱旋ツアーでは、やはりというか当然というか民衆が反乱の動きを少しづつ見せ始める。それによって、政府はより見せしめを強化する。



まさに、カットニスが独裁国家パネムを脅かす火種であることが明確になってくる。カットニスを反国家の象徴として捉える民衆の思いと、静かに広がっていく革命。。。



凱旋ツアーの最後に、首都・キャピタルで盛大なパーティが行われる。このカット二スは、クレオパトラのようなメイクである。いまいち好みではない。



凱旋ツアーを通じて、スノー大統領は、独裁国家パネムを脅かす火種であるカットニスを抹殺することを決意する。その手法に選ばれたのが、記念大会となる第75回ハンガーゲームである。

第75回ハンガーゲームは、記念大会という名目により、過去25回の歴代優勝者による戦いとなる。カットニスが住む第12地区の歴代優勝者は、3名。女性はカットニスのみ。これによりカットニスは強制的に第75回ハンガーゲームへ参加させられることになる。



第74回ハンガーゲームと同様に、第12地区からはカットニスとピーターが選ばれ、前回同様、炎の少女のコスチュームでハンガーゲームに参加する。本作品の副題は、「燃え広がる炎」であり、革命の火種であるカットニス=炎の少女であり、革命の火種が燃え広がるのが本作であることを暗示している。



ハンガーゲーム前のTVショーでは、専属スタイリストのシナに用意してもらったウェディングドレスの衣装が、ステージ上でカットニスが回転することによって炎を作り出す。ここまではカットニス自身予想していたが、その後、さらに、その炎の中から黒いドレスが出てくることに驚く。カットニスが両腕を広げると・・・カットニスの、革命の、シンボルアイテムと思われるマネシカケスの翼が現れる。コレを見たスノー大統領は苦虫を噛み潰したような顔をする。



ハンガーゲームが始まると、前作のようにプレイヤー対プレイヤーの戦いは非常に少なく、主催者側からのトラップからの脱出(生き残り)がメインになる。ここからも、前作が、プレイヤーとしての生き残り(サバイバル)だったのが、本作品では、プレイヤーと主催者の戦いに軸足が移っていることを表していると思う。



プレイヤー同士が同盟を組み、主催者側のトラップからサバイブしようとする様子は、前作とは大きく異なるし、その後の展開を予想させるものとなっている。



前回のハンガーゲームの失態により、今回のハンガーゲームのゲームメイカーには、新しくヘヴンスビーが就任している。スノー大統領と密談を交わすが。。。



ゲームが始まる前にヘイミッチがカットニスへ言った「本当の敵を思い出せ」・・・これをヘイミッチの金のブレスレットを持つフィニックがカットニスへ。これがキッカケとなる。



電線を貼り付けた矢を稲光と同時に天へ射つ。フォース・フィールドは大爆発し、ドームが崩れ落ちる。



「まさか」という表情をするスノー大統領。



死体引き上げと同様にしてホバークラフトに引き上げられるカットニス。



目が覚めて、ホバークラフト内で見たものは・・・まさかの3人。



「本当の敵」を認識したカットニスが、悲しみから怒りへ。



エンディングでは、炎の中で矢をくわえるマネシカケスが、大きく翼を広げることによって炎が広がる形へ変化をする。これによって、第三弾の内容がうかがい知れる。



前作の「ハンガーゲーム」にて、この作品は、ギリシャ神話をモチーフにした未来の神話を描いた作品であると言ったが、日本の神話時代を描いた古事記に書かれている歌を思い出した。

神代とは 遠き昔のことならず 今を神代と知る人ぞ神

やはり未来の神話を描いたファンタジー映画だった。

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