田舎の家のたたみ方 – 三星 雅人 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

田舎の家のたたみ方 (メディアファクトリー新書 27)
コンタロウ 三星雅人
メディアファクトリー

「田舎のあの家、将来どうしよう?」そんな悩みを漫画と解説で徹底的に答える。無人になった家を売る、貸す、壊す、Uターン利用など、あらゆる「たたみ方」を「いっしょけんめいハジメくん」夫妻が体当たり研究。気がかりなあなたのための本!

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

書評・レビュー・感想

実家を出て、働いている人の多くは、ある年齢に達すると、実家をどうするか?という問題に直面するはずである。本書は、そういった人のための頭の体操である。もちろん実家の場所や大きさなどのさまざまな条件によって異なるが、十分に考える土台となってくれる内容である。
本書に書かれている内容を抜粋すると・・・
 ・空き家は日本中で増えている
 ・登記を見ると未相続というケースもよくある
 ・境界線があいまいなケースも多い
 ・地方自治体に「空き家バンク」という制度があるところがある
 ・家を貸すのは難しい
 ・農地を売るのは難しい
 ・山林は厄介な財産である
 ・田舎の家でローンは組みにくい
 ・相場価格で売れると思わないこと
 ・放置するほど安くなる
 ・お盆に帰るは、3年続けばいいほう
空き家を維持するには、税金以外にもさまざまなお金がかかる。また、都会とは違い、不動産の流動性が低く、極端に価格が低かったり、値がつかなかったりするのが田舎不動産である。田舎の場合、家賃も相当に低いため、地元の不動産屋の手数料も低いため取り扱いしてもらえないケースも多いとのこと。故郷に残した家を貸すというのは、一見いいアイデアに見えるが、実際はなかなか厳しいようである。それでも対象が家+土地だけならまだましな方で、農地や山林が入ってくるとさらに難易度が増すそうである。。。
農地は、農家にしか売れず。山林は、農地のように収穫物で税金を穴埋めすることが難しく、固定資産税だけがかかるというコストに見合わないものになっており、さらに山林は物納による精算が認められていないため、税金だけを払い続けている人も多いらしい。山林を相続放棄すれば他の財産も手に入らないので、山林というのは非常に難しい財産であるとのこと。
故郷には実家以外にもお墓があることが多いと思いますが、Uターンを決意できるか?できないか?が大きな分かれ目になりそうである。
非常に勉強になった。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告