美女たちの西洋美術史 – 木村泰司 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

私たち人間は、家族や恋人のイメージと共にいつも暮らしていたい、そして愛する人のイメージを永遠のものとしたいと思う生き物です。その欲望に応える一つの手段として、個人の肖像がありました。人類の歴史は、愛や欲望によって大きく動かされてきました。そして同じことが、西洋美術における肖像画の発展にもいえます。肖像画も、愛と欲望の産物なのです。西洋美術史を華やかに彩った麗人たちの肖像画。華やかな笑顔の裏には何が? 画家が描き出そうとしたものとは? 一枚一枚の肖像画から、ミステリーのように浮かび上がる美女たちの運命、性、愛と悲劇。ヨーロッパの王侯貴族を中心に語る、15章の西洋美術小史。オールカラーで豪華に絵画、写真126点を掲載!

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書評・レビュー・感想

本書の中で登場する西洋美術史における美女は以下のとおり。
  1.マリー・ド・ブルゴーニュ
  2.イザベッラ・デステ
  3.アニエス・ソレル
  4.ディアーヌ・ド・ポワティエ
  5.アン・ブーリン
  6.エリザベス1世
  7.メアリー・スチュアート
  8.ガブリエル・デストレ
  9.マリー・ド・メディシス
 10.ヘンリエッタ・マリア
 11.マルガリータ王女
 12.ポンパドゥール夫人
 13.マリー・アントワネット
 14.ヴィンターハルターの描いた貴婦人たち
 15.ジャクリーン・ケネディ・オナシス
西洋美術に関する本では大体登場する人たちが決まっているので、よく目にする名前が非常に多い。やはりいくら美女とはいっても、権力者の近くにいなければ、肖像画として残らないのだから仕方がない。またいくら権力者の近くにいても美女でなければ取り上げられない。そう考えるとこれらの美女は類まれなる幸運に恵まれた人たちとも言える。
「ヴィンターハルターの描いた貴婦人たち」となっている部分で紹介されている美女は、ビクトリア女王、フランス皇后ウジェニー、オーストリア皇后エリザベート、ロシア皇后マリア・アレクサンドロヴナである。
やはり皇后や女王といった女性より、公式寵姫のような存在のほうがより魅力的に感じる。美女を眺めながら西洋の歴史、美術史をおさらいする内容をなっており、なかなか楽しい。

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