物語 スペインの歴史 – 岩根 圀和 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

キリスト教国の雄スペインは、カスティーリャ、アラゴン両王国の婚姻により成立した。八世紀以来イベリア半島を支配したイスラム勢力を逐い、一四九二年、レコンキスタを完了。余勢を駆って海外へ雄飛し、広大な領土を得て「太陽の没することなき帝国」の名をほしいままにする―。国土回復戦争の時代から、オスマン・トルコとの死闘を制して絶頂をきわめ、宿敵イギリスに敗れて斜陽の途をたどるまでを流麗な筆致で描く。

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書評・レビュー・感想

スペインの歴史をざっとおさらいできる本である。スペインが誇る「ドン・キホーテ」の作家・セルバンテスの記述が多かったり、スペインの通史というよりは、無敵艦隊が活躍したフェリペ2世の帝国時代を中心にした戦史という感じかな。
1571年に起きた「レパントの海戦」と、1588年に起きた「イギリスによるスペインの無敵艦隊の敗北」にページの多くが割かれている。セルバンテスが「レパントの海戦」に参加し、その後、徴税役人として苦労したというのは知らなかった。
いろいろな国の歴史についてビギナー向けにざっくりと教えてくれるこの『物語 ○○の歴史』シリーズはなかなかいいかもしれない。本書の著者は文学畑ということで、ちょっと構成に偏りがあったが、それもまた味わいとして楽しめた。
スペインというイスラム教とキリスト教が融合した不思議な文化がどのように出来上がってきたのかが少し垣間見えた気がした。
「物語 カタルーニャの歴史」というのにも興味がある。
機会があれば読んでみたい。

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