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近年は様々な形態のホテルが登場し、業界内の競争は熾烈を極めている。食品偽装のように利用客を“騙す”のは許されないが、どのホテルにも利益を確保するための工夫、“儲けのカラクリ”はある。それは超一流の高級ホテルも例外ではない。では、どうすればなるべく安く、賢く泊まれるのか?年間200泊を超えるホテルジャーナリストが、一般利用者でもすぐに使えて役立つ知識を徹底指南。あくまでも“宿泊者目線”を貫いた画期的な一冊。
書評・レビュー・感想
ホテル業界の話は、かなり昔になるが、「ホテル戦争—「外資VS老舗」業界再編の勢力地図」で読んだが、ある意味、その最新版(2014年版)とも言えそうだ。
出張などでいろんな場所のホテルに泊まる人は一通り目を通しておいてもいいかもしれない。著者は2014年から365日365ホテルという荒行に挑んでいるだけあって知識、経験、分析ともに豊富。
ホテル業界の中の人ではないので、ユーザー目線での指摘がたくさんあり参考になる。
一般的な数字として、宿泊部門は正規料金の場合、利益率70%なのに対して、レストラン部門は15%とかなり低くなっている。その中でも料理は利益率が低く、ドリンクは利益率が高くなっている。
著者おすすめの予約術やお勧めのコスパホテルなどは必要になってからチェックしてもいいかと思う。
本書にて書かれていた、全国のコスパとコンセプトに優れたホテル20選は、以下の通りである。
1.ルネッサンスサッポロホテル(札幌市)
2.ホテルココ・グラン高崎(高崎市)
3.ラディソンホテル成田(成田市)
4.ホテル・ザ・マンハッタン(千葉市)
5.シェラトン都ホテル東京(港区)
6.ロイヤルパークホテル・ザ・汐留(港区)
7.インターコンチネンタル東京ベイ(港区)
8.ホテルバー・グランティオス(品川区)
9.アゴーラ・プレイス浅草(台東区)
10.ホテルニューグランド(横浜市)
11.アクアホテル佐久平駅前店(佐久市)
12.ABホテル三河安城南館(安城市)
13.ロイヤルオークホテル・スパ&ガーデンズ(大津市)
14.フレイザーレジデンス南海大阪(大阪市)
15.ホテル・ザ・ルーテル(大阪市)
16.ホテル・アゴーラ・リージェンシー堺(堺市)
17.鳥取グリーンホテルモーリス(鳥取市)
18.ホテルフォルツァ博多(福岡市)
19.ホテル・ラ・フォレスタ(福岡市)
20.城山観光ホテル(鹿児島市)