羅生門 – まんがで読破 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

羅生門 (まんがで読破)
芥川 龍之介 バラエティアートワークス
イースト・プレス

天災や飢餓に苦しむ平安時代の京都。都のシンボル羅生門にも盗人が住み、死人が捨てられ荒廃していた。屋敷をリストラされ路頭に迷う使用人が、死人の髪の毛を盗む老婆と出会い、生きるための手段を模索する表題作「羅生門」。その他、大正文壇の寵児が今昔物語を題材に描いた「王朝もの」と呼ばれる作品全3編を漫画化。

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書評・レビュー・感想

かなり昔に羅生門を読んだことがあったが、あまり内容をよく覚えていなかった。しかし、まんがで読破シリーズを読んだら、昔の思い出とともに内容を思い出せた。
本作は、平安時代末期に成立した説話集である「今昔物語集」の中のある説話が元になっている芥川龍之介の小説である。
極限状態における善悪について考えさせられる内容となっており、生きるために蛇を魚として売っていた女性、その女性の死体からカツラをつくるために髪を抜く老婆、その老婆から追いはぎをする元下人が登場する。状況において善悪がいかに簡単に覆されるか、または人間の心の弱さが描かれているように思う。
「衣食足りて礼節を知る」のことわざ通り。
表題作以外の「偸盗」、「藪の中」もよかった。「藪の中」はまさにミステリー。

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