万葉集 – まんがで読破 (書評・レビュー・感想)

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万葉集 (まんがで読破 MD119)
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雄略天皇から大伴家持に至るまで、万葉時代のさまざまな和歌を集めた歌集『万葉集』。この時代をふり返ってみると、大陸の脅威を感じはじめた古代日本人の姿があった。激動の時代のなかで人々はどのような想いを歌っていたのか?今なお日本人を惹きつけてやまない、日本文学の原点とも言える名歌の数々を漫画化。

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書評・レビュー・感想

まんがで読破シリーズにて「古事記」と「日本書紀」を読んだので、次に選んだのが「万葉集」である。「万葉集」は、日本に現存する最古の和歌集であり、さまざまな身分の人間が詠んだ歌を4500首以上も集めたもので、759年以降に成立したと言われている。よって、「古事記」と「日本書紀」の成立から約半世紀後のものだと考えられる。
本書の中では、舒明天皇、額田王、柿本人麻呂、高市黒人、山部赤人、大伴旅人、山上憶良、大伴家持などが登場する。
万葉集は、編纂時期が複数あり、690年代、740年代、760年代、800年代などが有力とされている。690年代には、舒明天皇や額田王の歌が編纂され、740年代には、柿本人麻呂や高市黒人の歌が、760年代には山部赤人や大伴旅人、山上憶良などの歌が編纂されたと考えられている。そして800年代に大伴旅人の息子だった大伴家持が自身の歌や歌日記をくわえて、万葉集を完成させたと言われている。
701年に大宝律令によって「倭」から「日本」へ国号を改め、「古事記」や「日本書紀」を作るなど、この万葉集が生まれた時期は日本が天皇を中心とした独立国になった初期の時代である。そんな時に独立国としての独自の文化、独自の文学として、唐の「漢詩」に変わるものを作り上げる必要が生じ、生まれたのが、「和歌」であり、「万葉集」であった。ただ、個人的には和歌の素養があるわけではないので、万葉集については漠然とした知識しかなかったが、本書を読んで、ちょっと興味が出てきた。
やはり、はじめの取っ掛かりとしては、「万葉集」そのものよりは、「万葉集」の解説といった本書のような本がいいと思う。それでより深く理解したい時に「万葉集」そのものを手に取ればいいのだから。
なかなか良かった。

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