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[ 西洋絵画ルールの問題 ]
絵画の中で描かれた「カラス」は、何を意味しているだろうか?
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[ 西洋絵画ルールの回答 ]
隠修士聖パウルスのアトリビュート。
修道生活の先駆けと見なされていた隠遁生活をキリスト教初期のローマ時代に行っていたのが隠修士聖パウルスであるが、エジプトでの40年の隠遁生活中に毎日、カラスがパンをくわえて持ってきてくれたというエピソードから彼のアトリビュートとされている。
日本ではカラスといえば、凶を表す鳥であるが、旧約聖書において大洪水の後、ノアの箱舟から様子を見るために初めに出されたのがカラスと言われており、その由来から西洋では吉凶を占う鳥とされている。
(絵画のルール・シリーズ)
西洋絵画というのはあるルールに従い、描かれた人物が持っている物や周辺に置かれている物によってその人物が誰であったり、どのような状況であるかを表現している。西洋絵画のルールを知るにはそのような目印(アトリビュート)などを知る必要がある。美術館へ行くならば必須である。そんななかなか覚えにくい西洋絵画のルールをピックアップし、Q&A方式でエントリーしていくシリーズである。