新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? – 井野朋也 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)
井野朋也(ベルク店長)
ブルース・インターアクションズ

たった15坪の大衆飲食店が圧倒的な支持されるわけは?
パッと見は普通の駅ファーストフードの店なのに、混雑した店内が不思議と落ち着くのはなぜか? どうも日本一の回転数らしいが、単に新宿という好立地のなせるワザなのか? ワンコインで頼んだハムとビールが、一流レストランよりバツグンに美味しいなんてあり得るのか? ……などなど。

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書評・レビュー・感想

意外と知らない人もいるかもしれないが、JR新宿駅東口の改札を出てすぐ左にこじんまりとした個人店がある。カフェ&ビアの店であるが、パッと見はかなり年季の入った古い店のように見えるが、いつ前を通っても中には人が満員で、立ち飲みしている人たちもいる。
以前から気になっていたお店、それが本書の著者の店「BERG(ベルク)」である。
本書では、そんな「BERG(ベルク)」の成り立ちや、どのようにして並み居る大手チェーンの店と戦ってきたのか?など「BERG(ベルク)」の歴史がつまった一冊である。自分で将来、飲食店をやりたいなあと思っている人がいるなら必読である。
本書の出版は2008年であるが、その前年2007年に、大家であるルミネから定期借家契約への変更の依頼を拒否した後の立ち退き騒動についても書かれている。
日本でもトップクラスのリッチであるがゆえに、店舗面積は15坪、席数は40席と小規模な店であるにも関わらず、2008年時点で家賃は月120万円以上であることが本書に書かれている。坪単価8万円以上とは凄い。
東京都内、飲食店物件の駅別坪単価ランキング。1位は日比谷駅で3万1,963円 – マイナビニュース

シンクロ・フードが運営する、飲食店の出店開業・運営支援サイト「飲食店.COM」は、同サイト上に登録された物件の駅別坪単価ランキングを発表した。
今回は、2012年10月~2013年3月までの駅別坪単価と、2012年4月~2012年9月(以下、前期と表記)までの駅別坪単価を比較した。1位は「日比谷(3万1,963円)」、2位は「銀座一丁目(3万1,268円)」、3位は「明治神宮前(3万193円)、4位は「原宿(2万8,074円)」、5位は「銀座(2万6,801円)」だった。

とのことで、新宿は、坪単価26,765円だった。つまり、ベルク は、新宿の飲食店の平均坪単価の3倍以上の場所で勝負しているということがわかる。
ドキュメンタリーを読んでいるような感じでグイグイ引き込まれた!おススメ!

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