流され者 (1) – 羽山 信樹 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

幕末、流刑の島である八丈島に最高責任者として、江戸に遊学中だった壬生宗十郎が3人の部下を従え赴任した。着任早々、増えすぎた流人(流刑囚)の殺戮を開始し、島を恐怖させる。しかし、それは彼の途方もない野望へのプロローグにすぎなかった。宗十郎は流人を酷使し、自らのための井戸、新田を開発させ、最新知識を駆使して溶鉱炉を作った。そこから銃器、大砲、軍艦を製造し、島を要塞化させ、本土のやくざと協力して日本征服作戦を開始する。

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書評・レビュー・感想

先日、八丈島へ行って来たので、八丈島に関する小説を読みたくなり、探して見つけたのが本書である。
主人公は、幕府役人であり、八丈島の最高責任者である島役と呼ばれる職につく180石の家柄出身の「壬生宗十郎」である。
八丈島という江戸から200キロ以上離れた離島を舞台に、実在する幕末の英雄たちも加わり、江戸時代の日本という歴史の中でリアリティのあるフィクションが展開されていく。
目次は以下の通り。
 1.島役人・壬生宗十郎
 2.いのち水
 3.漢一途
 4.女医つばき
 5.悪鬼荒熊
 6.伯山筒
 7.赤い花
 8.暴れ牛、一匹
 9.鬼吉転生

幕府の天領である八丈島は、代々伊豆国代官職、江川太郎左衛門の管轄下にあった。しかし、江川の所轄地は、武蔵、相模、伊豆、駿河の四カ国にもわたり、さらに八丈島が遠隔の離島だったため、職権を代行させる、島役人という名の手代職を置いた。身分は一応、幕府御家人だったが、代々島神主職の壬生家が世襲した。先代九世の病没により、このたび本土遊学中の十世、宗十郎、つまり壬生宗十郎が、急遽江戸表から呼び戻されたのだった。

流され者は、リイド社からさいとうプロにて漫画としても出ている。

流され者 1~最新巻
さいとう プロ
リイド社
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