八丈島の旅 – 八丈植物公園(八丈ビジターセンター)

【この記事の所要時間 : 約 4 分


八丈島は、本土からかなり離れた離島であるため独自の生態系の植物が多い。そんな不思議な植物が見られるのが八丈植物公園である。
中には八丈ビジターセンターというのがあり、ガイドによって八丈植物公園を案内してくれる。
八丈植物公園は、常時開園していて、八丈ビジターセンターは年中無休で開館時間は、午前9時から午後4時45分までとのこと。どちらも無料。

八丈植物公園は、昭和32年に国と八丈町から約7haの用地を借り受けて整備が開始され、昭和37年に約9haにて開園したとのこと。現在は約22ha。

黒潮の影響を受けた雨の多い温暖な気候によって本州の近隣種と比べると葉が厚くなったり、大型になる傾向があり、鳥類も羽の色が濃くなったり、体が大きくなる傾向があるらしい。

また伊豆諸島でも八丈島特有の生き物も多く見られ、名前に「ハチジョウ」とつく生き物も多いとのこと。なぜそのような生き物が八丈島に生息しているかについてはまだわからないことが多いらしい。

これが昔、がきデカという漫画で有名になった「八丈島のキョン」である。八丈島にしかいないのかと思ったがそうでもなく、原産は中国とのこと。
ちなみに上記の写真はオンナのキョンである。


( たかまつやよい著 「流されて八丈島」 P15)

上記写真の角があるのがオトコのキョンである。牙もある。

キョンは小型の鹿で中国南東部から台湾にかけて生息しているとのこと。

「龍血樹」という不思議な木である。これは、木を傷つけると血のような赤い液体が出るためこの名前がついたとのこと。

ガクアジサイというアジサイの一種であるが、この葉の使い方に八丈島の特徴がある。
実は、トイレ用の「おしりふき」。つまりトイレットペーパーの代わりなのである。
実際、さわってみるとしっとりしていてすべすべしているので、たしかにおしりふきにはちょうどいいのかもしれない。八丈島の年寄りはこのガクアジサイの葉を「カンジョウガミ」と呼ぶらしい。トイレをすることを昔は「カンジョウする」といったので、まさにトイレットペーパーのことである。

こちらは、明日葉である。
八丈島では昔からよく食べられていたとのことで、明日葉のお茶や明日葉入りのうどん、そば、アルコールなどさまざまなものがあった。個人的には明日葉のてんぷらが好みだった。

八丈ビジターセンターは館内に写真パネルやビデオ上映、園内のガイドウォークを行っている施設で、季節ごとのプログラムなども用意されているとのこと。解説員が常駐している。


( たかまつやよい著 「流されて八丈島」 P18)

八丈植物公園では、八丈島に生息する光るキノコを見ることができる。八丈島で見ることができる光るキノコは7種類であり、それぞれが紹介されていた。

これが光るキノコの実物である。
真っ暗な暗室の中で見たが本当に光っている。

聞いたところによれば、光るキノコがなぜ光るのか、どのような原理で光っているのかはまだわかっていないらしい。非常に珍しいキノコとのこと。

こちらは、八丈植物公園内にある温室。温室では、ハイビスカスやブーゲンビレア、トックリヤシ、タビビトノキ、パパイヤ、マンゴーなどが栽培・展示されていた。

バナナ。

ミッキーマウスの似ているので、「ミッキーマウスノキ」という植物があったが、某所からクレームは来ないのであろうか。。。ちょっと心配である。

これが「ミッキーマウスノキ」であるが、うまく、黒い部分が耳と鼻のような位置関係にあれば、ミッキーマウスに見えなくもなかった。

ハイビスカス。

パパイヤ。

カカオノキ。

空気中に根が出る、気根と呼ばれる部分を持つガジュマルなど不思議な植物がいっぱいだった。枝の途中から下に向けて根っこがぶら下がっており、どんどん長くなって土まで届くと土から栄養を吸収してどんどん太くなっていくとのことで、実際見ると、土まで届いていないものは細くぶらぶらとなっていたが、土に届いているものは、太くまっすぐな状態になっていた。まるで杖のようだった。

園内の歩道には、赤い小石が敷かれており、これはかつて八丈富士ができたときに噴出された火山れきの一種でスコリアと呼ばれるものらしく、赤くなっているのは高温で酸化したためらしい。
なかなか楽しかった。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告