【知ってた?】 西洋絵画のルール – 生首

【この記事の所要時間 : 約 2 分


[ 西洋絵画ルールの問題 ]
絵画の中で描かれた「生首」は、何を意味しているだろうか?
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
[ 西洋絵画ルールの回答 ]
洗礼者ヨハネ。
絵画に生首が出てくるケースは大きく4つある。ギリシャ神話由来が1つ、旧約聖書由来が2つ、新約聖書由来が1つである。本作品は、その中の新約聖書由来の1つである。悪女サロメが、宴席での舞の褒美として、ヘロデ王に洗礼者ヨハネの首を求めたことが由来である。盆と生首のセットであることが多い。
他の3つのケースは、旧約聖書由来のケースの1つ目が、イスラエルを統一したダヴィデが、ゴリアテという巨人を倒してその生首を手に持つというものである。男性が片手に剣、片手に生首を持つという形で表現されることが多いので見分けるのは難しくない。
旧約聖書由来のケースの2つ目が、街がアッシリア軍に包囲された絶体絶命の危機に、未亡人ユーディットが敵将ホロフェルネスに取り入り、油断した隙に侍女と一緒に首を取ったことが由来とされている。この場合、女性が剣と生首とともに描かれることが多いが、剣が描かれないこともあり、サロメのケースと見分けが難しいこともある。
最後にギリシャ神話由来のケースであるが、竪琴の名手であったオルフェウスが、バッコスの信者である女性たちに殺されたことにちなんでいる。竪琴と生首がセットとなっている。
(絵画のルール・シリーズ)

西洋絵画というのはあるルールに従い、描かれた人物が持っている物や周辺に置かれている物によってその人物が誰であったり、どのような状況であるかを表現している。西洋絵画のルールを知るにはそのような目印(アトリビュート)などを知る必要がある。美術館へ行くならば必須である。そんななかなか覚えにくい西洋絵画のルールをピックアップし、Q&A方式でエントリーしていくシリーズである。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です