絵画で学ぶギリシャ神話 – オデッセウス(オデュッセウス)とペネロペ(ペーネロペー)

【この記事の所要時間 : 約 4 分

odeseus01.jpg
Wikipedia – オデッセウス

オデュッセウスはギリシア神話の英雄であり、イタケーの王(バシレウス)であり、ホメーロスの叙事詩『オデュッセイア』の主人公でもある。彼はトロイ攻めに参加した他の英雄たちが腕自慢の豪傑たちであるのに対して頭を使って勝負するタイプの知将とされ、「足の速いオデュッセウス」「策略巧みなオデュッセウス」と呼ばれる。

オデュッセウスは、10年間のトロイア戦争を戦い勝ち残るが、自分の国に帰る途中で海の神ポセイドンの怒りによって帰国にさらに10年かかったという苦難の英雄である。
上の絵は、帰国途中に船を遭難、難破させるというセイレーンに襲われる場面を描いたものである。オデュッセウスは自分以外の船員に耳栓をし、耳栓をしない自分はマストに縛り付けるという方法でこのセイレーンから船を守った。
Wikipedia – セイレーン

セイレーンは、ギリシア神話に登場する海の怪物である。複数形はセイレーネス。上半身が人間の女性で、下半身が鳥の姿をしているとされ、海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、遭難や難破に遭わせる。歌声に魅惑されて殺された船人たちの死体は、島に山をなしたという。中世以降は半人半鳥でなく人魚のような半人半魚の怪物として記述されている。これは古代において海岸の陸地を目印に航海していたのに対し、中世に羅針盤が発明され沖合を航海出来るようになったことから、セイレーンのイメージが海岸の岩場の鳥から大海の魚へと変化したためではないかと考えられている。

odesseus02.jpg
そんなオデュッセウスを20年間待っていたのが妻のペネロペである。夫の留守中に100人以上の求婚者が押し寄せ、織っている織物が織りあがったとき、求婚者のひとりを選ぶという言葉とは裏腹に昼に織った織物を夜になると解くという方法で時間かせぎをしていた。上記の絵はその場面を描いたものである。
何人もの男性が織物をしているペネロペに押し寄せている様子がわかる。その後、オデュッセウスはなんとか帰国を果たし、貞操を守り切ったペネロペと再会している。
Wikipedia – ペネロペ

ペーネロペーは、ギリシア神話に登場する女性である。ホメーロスの叙事詩『オデュッセイア』ではペーネロペイアの名で登場する。長母音を省略してペネロペ、ペネロペイアとも表記される。イタケーの王、オデュッセウスの妻。オデュッセウスとの間に息子テーレマコスとプトリポルテース(ポリポルテース)をもうけた。美女として知られる。

(絵画で学ぶギリシャ神話・シリーズ)

ギリシャ神話というの日本人が覚えにくい名前がたくさん出てきてなかなかイメージがしくいと言われている。ギリシャ神話は聖書と同じくらい西洋絵画のモチーフとなっているので、絵画を紹介しながら登場人物についてエントリーしていくシリーズである。

●以下は、ギリシャ神話やギリシャ神話の名画を知るためにおススメの本

ユリシーズ (まんがで読破)
ジョイス バラエティアートワークス
イースト・プレス
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です