★★★☆☆[映画] フード・インク – Food, Inc. (レビュー・感想・解説・ネタバレ)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

食品の安全や業界の裏側に鋭く切り込んだフードドキュメンタリー。大規模で飼育・加工される米国の食肉産業の実態や遺伝子組換え食品が及ぼす影響などを明らかにしていく。安価な食品の危険性を訴え、巨大食品会社を真っ向から否定した問題作。

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レビュー・感想・解説・ネタバレ

完全ネタばれなので、映画未視聴の方は、決して読まないように。

断片的にニュースなどで知らされてきたアメリカの食糧問題を一連の全体像としてまとめたのがこのドキュメンタリー映画である。1つ1つの事柄については少しづつだが聞いたことや見たことがあることであるが、それを連結してアメリカの食糧事情という全体像として見せられると結構衝撃である。なんといっても普段口にしている食べ物をたどっていくとそこには問題となっている遺伝子組換のトウモロコシと大豆に行き着くらしい。

アメリカでは牛、豚、鶏などの食肉のかなりの割合が大手数社によって独占されていたり、遺伝子組み換え種子で悪魔の企業とも呼ばれるモンサントなどについては以前から知っていたが、それがアメリカの様々な根深い問題の原因となっていることは初めて知った。

アメリカの様々な根深い問題とは、不法移民の工場労働者や搾取される下請け農家、政治家に金をばらまくロビイスト、世界的な食糧危機、O-157のようなウィルス問題、糖尿病・肥満問題などである。これらは、政治や法律にまで影響を与える多国籍企業によって大量生産される安い食べ物に原因の多くを求めることができる。このドキュメンタリー映画を観れば、アメリカで食糧がどのように作られ、消費者の所にどのように届いているのかを知ることができる。

これはアメリカの話で日本じゃなくてよかった。。。なんて思うのは間違いかもしれない。なぜならTPPが締結されれば、これらアメリカの補助金によって異様に安く大量に作られた遺伝子組換のトウモロコシや大豆が日本にも大量に入ってくるかもしれないからだ。

そんな現状に監督は以下のような呼びかけを最後にしている。

「システムを変えるチャンスが1日に3回ある。世界は変えられる。ひと口ずつ。変革を心から求めよう。」

細かいことかもしれないが、食糧の産地をしっかり見極め、不当に安いモノや遺伝子組み換え食品などを買わないように1人1人がやっていくしかないのかもしれない。

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