アンダーリポート – 佐藤 正午 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

単調な毎日を過ごしていた検察事務官・古堀徹のもとに突然・かつての隣人の娘・村里ちあきが現れた。彼女の父親は15年前に何者かによって殺され、死体の第一発見者だった古堀に事件のことを訊ねにきたのだ。古堀はちあきとの再会をきっかけに、この未解決の事件を調べ始める。古い記憶をひとつずつ辿るようにして、ついに行き着いた真相とは―。秘められた過去をめぐる衝撃の物語。

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書評・レビュー・感想

ヒッチコックの交換殺人の話を日本人が行ったら・・・というお話である。
冒頭から不可解で妄想のような話に読者を引っ張り込む上手さにヤラレタ。最後まで読んだ人は、最後のページからすぐに冒頭へとリターンさせられること請け合いである。
推理小説的に読むのではなく、エンターテイメント的に読むのだというのがどの辺でわかるかが面白さの大小を決めるような気がする。添乗員付きのバス旅行ではなく、あてのない1人旅を楽しむ感じである。あるモノを楽しむというより、ないモノを楽しむというか。
同じ出来事でも一般人が話すとつまらないが、芸人が話すと面白いというように、この話は佐藤正午が文章にしているから面白く感じるのだ。まさに文芸である。
おススメ!

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