普通のダンナがなぜ見つからない? – 西口 敦 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

普通の男は、0.8%しかいない?女は磨けば磨くほど、男を遠ざける?結婚ビジネス最前線の元戦略コンサルタントが数字と現実を見据えて教える、目からウロコの婚活術。

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書評・レビュー・感想

婚活している女性に喝を入れる本のようだが、本書の中で使われている数字(数値)が、「事実」と「仮説」の2通りあり、それが混在して使われているので内容自体は悪くはないのに、非常に印象が悪い感じとなっていた。
著者は、「仮説」の数字(数値)に真実らしさをだすためにいろいろと表現を使っているが、読者を騙そうとしている印象を受ける。著者の主張にはうなずける部分もあるが、その主張の根拠や根拠と主張のつながりがかなりあやしいので説得力がなかった。
例えば、年収600万円以上の独身男性は3.5%、30代前半の独身男性で年収1000万円以上は0.14%という数値は「事実」であり、疑うべき余地はない。だが、本書のキャッチフレーズにもなっている「普通の男は、0.8%しかいない?」の根拠となっている、会話普通50%×ルックス普通50%×身長普通50%×清潔感普通50%×ファッションセンス普通50%×学歴普通50%×年収普通50%=0.8%という数値は、著者の「仮説」であって「事実」ではない。事実でない数値を根拠にした主張はそもそも説得力を持たないし、詐欺師の手法(詭弁)と言われてもおかしくないと思う。
著者はわざとやっていると思うが、確率の計算にて単純に乗算で計算できるのは、それぞれの事象が独立(無関係に起こる)している場合に限定される。つまり、会話、ルックス、身長、清潔感、ファッションセンス、学歴、年収がそれぞれ無関係で独立していれば著者の仮説通りの数値になるが、それぞれが独立したものでないことは少し考えればわかると思う。清潔感とファッションセンスは関連があるし、学歴と年収にも関連がある等々。
ただ最後の方に書いてあった以下のことには、納得した。そうであるし、婚活をしている人にそうなってもらいたいと思った。

考え方の角度をちょっと変えてみてはどうだろうか。男も女も、相手を、家族を、幸せにして「あげる」こと、そこに「幸福」を見出せはしないだろうか?自分の存在意義をそこに見つけた時、世界の見え方や相手の見え方が変わりはしないか?ある既婚者の女性が「相手だけではなく、相手のご両親や家族みんなに歓迎してもらった。私を必要としてくれる人が一気に何倍にも増えた。予想外のシアワセ」と言っていたのは印象的だった。何よりもいいのは、これらは自分の考え方や受け止め方一つで制御可能だということ。自分の考え方で、自分の手で、自分の気の持ちようで「幸せ」になれるからである。

婚活に頑張る方へ!

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