★★★★☆[映画] 風と共に去りぬ – Gone With the Wind (レビュー・感想・解説・ネタバレ)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

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1861年。アメリカ南北戦争直前のある日、ジョージア州タラで、大園遊会が開かれた。いつもパーティーの女王であったスカーレットは、その日、心に決めていた男性アシュレーと彼のいとこのメラニーの婚約が発表されると聞き怒り悲しんでいた。その夜、ついに南北戦争が勃発。激動のアメリカを舞台にスカーレットは強く、激しく生きていく。

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レビュー・感想・解説・ネタバレ

完全ネタばれなので、映画未視聴の方は、決して読まないように。

1939年に公開された3時間42分の名作である。この作品もやはり1930年代という時代に公開されたという時代性を考えながら観ないと評価を間違えてしまう作品である。世界的ベストセラー小説の映画化であるので、映画というよりは名作劇場というような感じではある。

本作品の中のセリフでは、「tomorrow is another day.」と「Frankly, my dear, I don’t give a damn.」が非常に有名である。

恋愛体質のツンデレな貴族の娘が、南北戦争の南軍側として時代に翻弄されながらも強く生き抜く姿が描かれており、当時の南部側は奴隷制度維持を掲げて北軍側と戦っており、奴隷制における差別がそのまま表現されている。

アシュレイという幻を追いかける深窓の令嬢から、頼る人がいない状況で助けが必要な人のために現実と戦っていく一人の女性への成長はたくましいものがあるが、現実世界ではシビアに商売し、カネのために結婚するなどなりふり構わない現実主義を貫きながら、恋愛世界では幻を追い続ける夢見る少女のままというこのギャップがスカーレット・オハラの人気の秘密なのかもしれない。

題名の「風と共に去りぬ」は、南北戦争という「風」と共に南部白人貴族文化が消え去ったという意味であるが、アシュレイという「幻」と共にレットという本当に愛してくれた人が消え去ったという意味も含まれていると思われる。

ストーリー展開やツイストなどはイマイチで最近の映画に慣れている人たちにはそのあたりが、あまり魅力的にうつらない原因ではないかと思われる。

同じ南北戦争時代を描いた作品に「ギャング・オブ・ニューヨーク」があるが、これは当時の北部の話ではあるが、南北戦争との関連が低いので、同時代の北軍側からの視点という意味では「若草物語」がおススメである。

本作品は、「大切なものは、失ってはじめてその重さに気づく」ということを観るものに伝えているのではないかと思う。容姿に恵まれても精神的に未熟なまま大人になると大変なことになるよ!ということかもしれない。もしくは、ツンデレもデレが遅すぎると意味がないということかも。


風と共に去りぬ(字幕版)

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