★★★★☆[映画] キャスト・アウェイ – Cast Away (レビュー・感想・解説・ネタバレ)

【この記事の所要時間 : 約 4 分

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システムエンジニアのチャックは、ある日飛行機事故で無人島に漂着する。奇跡的に一命をとりとめた彼は、過酷な環境と孤独の中で生き延び、無人島からの脱出を試みる。

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レビュー・感想・解説・ネタバレ

完全ネタばれなので、映画未視聴の方は、決して読まないように。

現代風のロビンソン・クルーソー物語である。以前から漂流物は結構好きであり、日本物では「江戸時代のロビンソン―七つの漂流譚」などが良かった。

この作品ではFedexに勤めるエンジニアのチャックが飛行機事故により無人島へ漂流し、約4年間生き延びて戻ってくるというストーリーである。チャックは、Fedexで働いている時は時間に追われ、時間を守ることに意義を見出していたが、無人島に流れ着いてからはその日その日を生き延びることに必死で非常に時間が長く感じる環境にがらっと変わってしまう。しかし、4年後に助けられて元の世界に戻ったら・・・

チャックにとっては長い4年も元の世界ではあっという間の4年である。元の世界では時間の流れは速い。チャックの婚約者も・・・・



無人島での生活で、チャックを精神的に救ってくれたのはバレーボールに顔を書いてウィルソンと名付けた友人である。日々、ウィルソンへ話しかけることでチャックの精神はなんとか破たんせずに済んでいた。人間はそれが物であれコミュニケーションを取らずに生きていくことは不可能であるということを示しているのだと思った。



無人島にはFedexの郵送物がいくつか流れ着いていた。それを当初は開けずに保管していたが、すぐには助けは来ないと知ったチャックは中を開けていく。そして中身を無人島生活の中にいかしていく。その中で唯一開けない荷物があった。そこには天使の羽が描かれていた。チャックは絶対に生きて戻ってこの荷物を届けるという思いを持っていたため、この荷物だけは開けなかったのだろうと思う。この荷物の中身は最後までわからないが、逆に言えば、中身は何でもよかったのである。この開けていない郵送物は「希望」の象徴だと思われる。



無人島から戻ったチャックは失意の中で、婚約者ケリーとの別れのけじめをつける。ケリーとの別れの場面ではケリーは今の生活とチャックとの新しい生活の中で揺れ動くが、チャックは今の生活を大切にしなければならないことを示唆し、ケリーとの別れを決める。

その後のシーンに出てくる女性は、チャックの無人島生活における希望となった天使の羽の郵送物の持ち主であり、映画の冒頭のシーンと後のシーンの比較から離婚して独身となっていることが示唆されている。チャックはこの後、この女性と・・・なんていう可能性も。



最後のシーンでは、冒頭でも出てきた十字路で女性が3つの道の行き先を教えてくれる。今後はどうするか、途方に暮れているようにも見えるが、行き先を自由に選べるチャックが選ぶのは「何もない所よ」と教えられた女性が向かっていった方向であることが示唆されている。この舗装もされていない道は、以前のチャックなら選ばなかった道ではないだろうか。そんな道を希望が見出せる道として選ぶ。やはり、その方向には「希望」があり、「これからも息をして生きればいいだけだ」ということなのかもしれない。
良作品。おススメ!


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