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ゼウスの浮気シリーズの第七弾であるが、今回は、「ガニュメデス」である。第六弾までは相手は女性だったが、ガニュメデスは少年である。つまりこれはゼウスの少年愛のエピソードである。
Wikipedia – ガニュメデス
ガニュメーデースは、ギリシア神話の登場人物である。イーリオス(トロイア)の王子で美少年だったといわれる。オリュムポス十二神に不死の酒ネクタールを給仕するとも、ゼウスの杯を奉げ持つともいわれる。元来は大地に天の雨をもたらす神だったと考えられており、ヴェーダ神話のソーマとの関連も指摘されている。日本語では長母音を省略してガニュメデス、ラテン語形でガニメデとも呼称される。ゼウスはガニュメーデースの美しさを愛し、ガニュメーデースをさらい、オリュムポスの給仕とした。この仕事のためにガニュメーデースには永遠の若さと不死が与えられた。また代償としてその父に速い神馬(別伝ではヘーパイストスの作った黄金のブドウの木)が与えられた。
今回ゼウスは、大鷲に化けたのか、ゼウスの聖獣である大鷲に誘拐させたのかはわからないが、ガニュメデスをさらっている。
少年愛は同性愛とは別モノらしい。ギリシャ社会に組み込まれた制度だったとも言われている。キリスト教においては悪徳であるが、ギリシャ社会では違ったようである。
(絵画で学ぶギリシャ神話・シリーズ)
ギリシャ神話というの日本人が覚えにくい名前がたくさん出てきてなかなかイメージがしくいと言われている。ギリシャ神話は聖書と同じくらい西洋絵画のモチーフとなっているので、絵画を紹介しながら登場人物についてエントリーしていくシリーズである。