荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 – 荒木 飛呂彦 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 6 分

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)
荒木 飛呂彦
集英社

荒木飛呂彦がこよなく愛するホラー作品の数々は、『ジョジョの奇妙な冒険』をはじめ、自身が描いた漫画作品へも大きな影響を与えている。本書では、自身の創作との関係も交えながら、時には作家、そして時には絵描きの視点から作品を分析し、独自のホラー映画論を展開する。巻頭には「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画Best20」も収録。ホラー映画には一家言ある著者の、一九七〇年代以降のモダンホラー映画を題材とした偏愛的映画論。

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書評・レビュー・感想

ジョジョで有名な漫画家・荒木飛呂彦さんの映画論である。それもホラー縛り!なかなか面白く読めた!
荒木飛呂彦さんが選ぶホラー映画ベスト20は、以下の通りである。
  1.ゾンビ完全版(’78)
  2.ジョーズ
  3.ミザリー
  4.アイ・アム・レジェンド
  5.ナインスゲート
  6.エイリアン
  7.リング(TV版)
  8.ミスト
  9.ファイナル・デスティネーション
 10.悪魔のいけにえ(’74)
 11.脱出
 12.ブロブ 宇宙からの不明物体
 13.28日後・・・・
 14.バスケットケース
 15.愛がこわれるとき
 16.ノーカントリー
 17.エクソシスト
 18.ファニー・ゲームU.S.A(’07)
 19.ホステル
 20.クライモリ
個人的にはそれほどホラー映画は見てないが、本書を読んで観てみたいと思ったのは、「ホステル」、「ステップフォード・ワイフ」、「ファニーゲーム」、「危険な情事」、「ルームメイト」、「エレファント・マン」である。
Wikipedia – ホステル (映画)

アメリカからやってきた大学生のパクストンとジョシュはバックパッカーをしながらヨーロッパ各地を旅行していた。途中アイスランド人のオリーが加わり、3人組は毎夜派手に遊び歩いていた。ある日、スロバキアにある田舎町に女とやりまくれるホステルがあるとの噂を耳にする。早速3人組はそこへ辿りつき、同室の女性2人と楽しい一夜を過ごす。ところが翌朝、オリーが「帰国する」とのメッセージを携帯電話に送ってきたまま行方不明となってしまう。パクストンとジョシュはこの状況に不審を感じ、オリーを探してみたものの見つからなかった。2人はとりあえず、その日の夜はクラブに繰り出すことにした。しかし翌朝、今度はジョシュまでもが行方不明になってしまう。

Wikipedia – ステップフォード・ワイフ

ジョアンナはニューヨークでやり手のテレビ・プロデューサーとして働いていたが、過激な番組が元で辞任させられてしまう。すっかり意気消沈した彼女を気遣う夫のウォルターは、家族のためにコネティカット州のステップフォードに移り住むことを提案。ステップフォードは治安もよく、豊かで大変美しい町だったが、そこに住む女性たち(妻たち)は揃いも揃ってグラマーで貞淑で、あまりに完璧な妻であることにジョアンナは気がつく。

Wikipedia – ファニーゲーム (映画)

ある夏の午後、ショーバー一家が休暇を過ごすためにレンジローバーでクラシック音楽のクイズをしながら別荘に向かっていた。途中、隣人のベーリンガーと挨拶をかわす。そこには白いシャツと白いズボン、白い手袋を身に着けた見知らぬ2人組の男もいた。
別荘につくと妻アンナは夕食の支度にかかり、夫ゲオルクと息子は明日のセーリングの準備にかかる。そこに、ベーリンガーの所にいた2人組の1人が「ベリンガー婦人は今お料理をしていますが、卵がなくなってしまったようです。ご迷惑ですが、4個くらいもらえたら大変ありがたいんです…」と話しかけてきた。
アンナはそれを受け入れて卵を渡すが、男は2度も落として割ってしまう。そして3度目の訪問時、ゲオルクに「帰ってくれ」と言われ、平手打ちを食わされると男の態度は豹変し、近くにあったゴルフクラブでゲオルクの脚を殴りつけ、一家全員をソファーに縛り付ける。2人は悪びれた態度を微塵も見せず、くつろぐように家を占領し続けた。
夜になると、2人は一家にある提案をする。「明日の朝まで君たちが生きていられるか賭けをしないか?」と。

Wikipedia – 危険な情事 (映画)

弁護士であるダンは、妻のベスと娘のエレンと平和な日々を過ごしていた。だが、妻子が所用で実家に帰っていた際、ふと参加したパーティーで雑誌編集者のアレックスと知り合い、肉体関係を結んでしまう。ダンにとっては一夜の遊びであったが、アレックスはそれを運命の出会いと思い込み、ダンにつきまとい始める。

Wikipedia – ルームメイト (映画)

恋人サムとアパートで同棲していたアリーは、ある日サムと喧嘩し家を追い出す。アリーは、家賃のためルームメイトを募集し、おとなしい地味な女性へディと暮らすことに決める。二人は徐々に親しくなっていくが、へディは次第に異常な本性を見せ始める。

Wikipedia – エレファント・マン (映画)

19世紀のロンドン。生まれつき奇形で醜悪な外見により「エレファント・マン」として見世物小屋に立たされていた青年、ジョン・メリック(ジョン・ハート)。肥大した頭蓋骨は額から突き出、体の至るところに腫瘍があり、歪んだ唇からは明瞭な発音はされず、歩行も杖が無ければ困難という悲惨な状態だった。
ある日彼を見世物小屋で見かけた外科医、フレデリック・トリーブス(アンソニー・ホプキンス)は興味を覚え、研究したいという理由で持ち主のバイツ(フレディ・ジョーンズ)から引き取り、病院の屋根裏部屋で彼の様子を見ることに。
はじめは白痴だと思われていたジョンだったが、やがてトリーブスはジョンが聖書を熱心に読み、芸術を愛する美しい心の持ち主だということに気付く。当初は他人に対し怯えたような素振りを見せるジョンだったが、トリーブスや舞台女優のケンドール婦人(アン・バンクロフト)と接するうちに心を開いていく。

どれもワクワク、ドキドキな映画のような気がする。

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