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アルテミスは、ギリシア神話に登場する狩猟・純潔の女神である。のちに月の女神ともなった。神話によれば、ゼウスとレートーの娘でアポローンの双生児。また、デーメーテールの娘とする説もある。
アルテミスは、処女女神であり、極度の男性不信だった。そのため、アルテミスの水浴びを覗いた狩人アクタイオンは鹿へ変身させられる。上の絵は、その場面を描いたものである。この後、鹿になったアクタイオンは、自分が連れてきた猟犬に食べられてしまう。
Wikipedia – アクタイオン
アクタイオーンは、ギリシア神話の登場人物である。長母音を省略してアクタイオンとも表記される。父は太陽神アポローンの子アリスタイオス、母はテーバイの王カドモスの子アウトノエーとされている。
もう1つ有名なエピソードが、アルテミスとカッリストーである。カッリストーはニンフとしてアルテミスの従者をしていたが、最高神ゼウスにだまされ、身ごもらされてしまう。上の絵は、そんなカッリストーのお腹をさして、アルテミスが激怒している様子が描かれている。この後、カッリストーはアルテミスの仲間から追放され、夫・ゼウスの浮気に嫉妬したヘーラーによって牝熊にされてしまう。そして、最後には自分の子供に刺されて死んでしまう。
Wikipedia – カリストー
カリストーは、ギリシア神話に登場するニュムペー(ニンフ)である。日本語では長母音を省略しカリストとも呼ぶほか、カッリスト、カッリストーなどともいう。イタリア語ではカッリスト (Callisto) 。「最も美しい」の意で、元来は女神アルテミスの添名だった。アルテミス自身の分身的な性格を持っていたと考えられる。
(絵画で学ぶギリシャ神話・シリーズ)
ギリシャ神話というの日本人が覚えにくい名前がたくさん出てきてなかなかイメージがしくいと言われている。ギリシャ神話は聖書と同じくらい西洋絵画のモチーフとなっているので、絵画を紹介しながら登場人物についてエントリーしていくシリーズである。