絵画で学ぶギリシャ神話 – ハデス(プルートー)

【この記事の所要時間 : 約 4 分

hades_01.jpg
Wikipedia – ハデス

ハーデースは、ギリシア神話の冥府の神。日本語では長母音を省略してハデス、あるいはハーデスなどとも呼ばれる。クロノスとレアーの子で、ポセイドーンとゼウスの兄である。妻はペルセポネー。オリュンポス内でもゼウス、ポセイドーンに次ぐ実力者で、畏るべき力によって冥界や魂の全てを支配する。悪霊や悪魔でさえハーデースを恐れ、その名を聞いただけでも震え上がってしまう。 後に冥府が地下にあるとされるようになったことから、地下の神ともされる。

ハデスといえば、死者の国(冥界)に君臨する神である。ハデスは冥界に送られてきた死者を楽園と地獄のどちらに送るかを決めていると言われている。冥界の番をしているのが、猛犬ケルベロスである。ケルベロスは3つの頭と蛇の尾がある猛犬であり、絵画ではハデスの目印として描かれることも多い。
ハデスの妻は、「ペルセフォネ(プロセルピナ)」であるが、もともとは花をつんでいたところを略奪して冥界まで連れてきたというエピソードがある。この瞬間をベルニーニが彫刻にしている。この略奪に異を唱えたのが母親のデメテルである。ゼウスなどとの話し合いの結果、1年の3分の1を冥界で過ごし、残り3分の2を地上で暮らすということになったらしい。
Wikipedia – ペルセフォネ

ペルセポネーは、ギリシア神話に登場する女神で冥界の女王である。ゼウスとデーメーテールの娘で、ハーデースの妻として傍らに座しているとされる。しばしばコレー(「乙女」の意)とも言及される(地上にいる間はコレーと呼ばれ、冥界に入るとペルセポネーと呼ばれることもある)。日本語では長母音を省略してペルセポネ、ペルセフォネとも呼ぶ。

ハデスは絵画では王冠と二又の矛を目印とすることが多い。上の絵では玉座に座っているのがハデスで、隣の女性がペルセフォネである。これは、オルフェオ(オルペウス)の歌と竪琴を聞いているハデスとペルセフォネ夫妻である。
Wikipedia – オルフェオ(オルペウス)

オルペウスは、ギリシア神話に登場する吟遊詩人であり、古代に隆盛した密儀教であるオルペウス教の始祖とされる。オルペウスの妻エウリュディケーが毒蛇にかまれて死んだとき、オルペウスは妻を取り戻すために冥府に入った。彼の弾く竪琴の哀切な音色の前に、ステュクスの渡し守カローンも、冥界の番犬ケルベロスもおとなしくなり、冥界の人々は魅了され、みな涙を流して聴き入った。ついにオルペウスは冥界の王ハーデースとその妃ペルセポネの王座の前に立ち、竪琴を奏でてエウリュディケーの返還を求めた。オルペウスの悲しい琴の音に涙を流すペルセポネに説得され、ハーデースは、「冥界から抜け出すまでの間、決して後ろを振り返ってはならない」という条件を付け、エウリュディケーをオルペウスの後ろに従わせて送った。目の前に光が見え、冥界からあと少しで抜け出すというところで、不安に駆られたオルペウスは後ろを振り向き、妻の姿を見たが、それが最後の別れとなった。

このオルフェオ(オルペウス)とハデス、ペルセフォネ夫妻のエピソードのうち、「冥界から抜け出すまでの間、決して後ろを振り返ってはならない」などはその後、様々な物語で使われているので何か聞いたことがあると思われる人もいるだろう。
hades_02.jpg
(絵画で学ぶギリシャ神話・シリーズ)

ギリシャ神話というの日本人が覚えにくい名前がたくさん出てきてなかなかイメージがしくいと言われている。ギリシャ神話は聖書と同じくらい西洋絵画のモチーフとなっているので、絵画を紹介しながら登場人物についてエントリーしていくシリーズである。

●以下は、ギリシャ神話やギリシャ神話の名画を知るためにおススメの本

ユリシーズ (まんがで読破)
ジョイス バラエティアートワークス
イースト・プレス
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください