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マンガ・ギリシア神話シリーズの第七巻である。目次は以下の通り。
1.黄金のリンゴ
2.ヘレネ奪還
3.トロイアへ
4.不死身のアキレウス
5.トロイの木馬
6.エレクトラ
●黄金のリンゴ
トロイア戦争のきっかけとなった「パリスの審判」のエピソードである。ヘラ、アテナ、アフロディーテの3人の女神の中で一番美しい人を選び、その人に黄金のリンゴを渡す役目を与えられたトロイアの王子パリスが、美の女神であるアフロディーテを選び、その褒美として世界で一番美しい女性を与えられた。それが、スパルタ王妃のヘレネである。これがギリシャとトロイアの10年に渡る戦争の原因となる。
●不死身のアキレウス
トロイア戦争にギリシャ側とした参加したのが海の女神テティスの子であるアキレウスである。テティスがわが子を不死身にするために冥界の川に全身をつけさせたが、テティスが持っていた脚の踝周辺だけは水につからなかったため、アキレウスの弱点となり、トロイア戦争において、トロイアの総大将を打ち取るなど大きな活躍をしたが、弱点に矢を射られて死んでしまうというエピソードである。
●トロイの木馬
トロイア戦争の勝敗を決めたのが有名なトロイの木馬である。木馬の中に潜んだギリシャ兵が、まんまとトロイアの城に潜入することに成功し、これがきっかけでギリシャはトロイアを攻め滅ぼすというエピソードである。
●エレクトラ
エディプスコンプレックスの女児版と言われるエレクトラコンプレックスの元になったエピソードである。エレクトラコンプレックスとは、父を愛して母を憎むという父親と娘の心理的密着の概念でユングが提唱した。