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マンガ・ギリシア神話シリーズの第三巻である。目次は以下の通り。
1.冥界
2.ペルセポネ
3.永遠の罰
4.エコーとナルキッソス
5.ディオニュソス覚醒
6.アスクレピオス
7.オルフェウスの竪琴
8.アラクネ
9.カリストの悲劇
10.アドニス
11.狩人オリオン
●ペルセポネ
ペルセポネとは、冥界の神・ハデスの妃の名前である。以前はコレーという名前であり、大神・ゼウスの子である。ハデスがコレーに一目ぼれし、冥界へ連れ去る。コレーは1年のうち三分の一を冥界で暮らし、三分の二を天界で暮らすことになるエピソードである。
●永遠の罰
冥界で永遠の罰を受けている罪人たちのエピソードである。大神・ゼウスの妻・ヘラを襲おうとし、永遠に火の車輪に縛り付けられてまわる「イクシオン」、結婚が嫌で夫になるべき男たちを殺した「ダナオスの娘たち」、永遠の飢えに苦しむ「タンタロス」などである。
●エコーとナルキッソス
こだまの語源となった「エコー」とナルキシズムの語源となった「ナルキッソス」のエピソードである。
●カリストの悲劇
処女神・アルテミスに仕えるカリストは、大神・ゼウスが姿を変えたアルテミスによって騙され、孕ませたが、沐浴中にカリストの妊娠に気づいたアルテミスはカリストを追放する。ゼウスの妻によって熊にされ、自分の息子に討たれるという悲しいエピソードである。
●アドニス
美の神であるアプロディテは、拾った子供・アドニスを冥界の女王・ペルセポネへ預けるが、大きくなるにつれて思いが募り、恋をし、自分のものにしようとする。これに嫉妬したアレスによってアドニスはイノシシ狩りにて、イノシシに殺されることになるエピソードである。
●狩人オリオン
オリオンは海の神・ポセイドンの子供である。そんなオリオンに男嫌いのアルテミスが恋をする。しかし、狩りのしすぎでガイアの逆鱗に触れたオリオンは、サソリに刺されて殺されてしまう。死んだ後は、アルテミスの願いにより星(オリオン座)になったというエピソードである。