【この記事の所要時間 : 約 3 分】
知覧特攻平和会館は鹿児島県南九州市知覧町郡にある、太平洋戦争(大東亜戦争)末期に編成された大日本帝国陸軍の特別攻撃隊に関する資料を展示する施設。写真、遺書などの遺品約4,500点、特攻隊員の遺影1,036柱などが展示されている。その展示されている遺影、遺品のほとんどは、知覧特攻平和会館初代館長 板津忠正(元特攻隊員)が集めたものである。
知覧といえば、武家屋敷群以外には、特攻隊の基地があったことで有名であるが、そんな特攻隊に関する資料を展示している「知覧特攻平和会館」に行ってきた!
全特攻戦死者1,036名のうち、439名が知覧基地から出撃しているとのこと。館内は撮影禁止であり、写真はないが、以下のサイトにてフォトギャラリーや動画などを見ることができる。
http://www.chiran-tokkou.jp/index.html
特攻作戦は、陸海軍共同で4月6日第1次総攻撃として始まり、7月19日第11次総攻撃の終了まで続いている。
毎年5月3日の知覧特攻基地戦没者慰霊祭には全国から多くの参拝者がくるとのこと。
館内では、特攻隊員の遺書や手紙、辞世の句などを見ることができるが、全部に目を通そうと思うと1日では足りない気がした。
開館は、午前9時から午後5時まで、入館料は大人500円。
靖国神社と知覧特攻平和会館は日本人が一度を訪れておきたい場所だと思う。
三角兵舎は、特攻隊員たちが出撃するまでの起居していた半地下式の兵舎である。知覧特攻平和会館の隣に復元されたものがあり、中に入ることもできる。
非常にせまく暗い室内だった。
館内では、特攻の母と呼ばれている鳥濱トメさんのインタビュー映像を見ることもできる。
Wikipedia- 鳥濱トメ
鳥濱 トメ(とりはま とめ、1902年(明治35年)6月20日 – 1992年(平成4年)4月22日)は、鹿児島県の食堂経営者。知覧町(現南九州市知覧町郡104)で「富屋食堂」を営み、多くの特攻隊員の面倒を見て、“特攻の母”と呼ばれた。
2007年5月12日に公開された映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」は、特攻隊員と鳥濱トメの交流という史実を題材とした作品であり、石原慎太郎が制作総指揮・脚本である。