のうだま – やる気の秘密 – 上大岡 トメ,池谷 裕二 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 4 分

のうだま―やる気の秘密
上大岡 トメ 池谷 裕二
幻冬舎

三日坊主は当然。続けられないのは、脳があきっぽくできているから。だから「やる気」を引き出すためには、脳をだませばいいのです。では、どうやってだますのか。それには脳の中の淡蒼球を動かさなければなりません。自分の意志では動かせない淡蒼球を起動させるスイッチが4つあります。これらのスイッチを誰でも簡単に気軽に発動させるコツがあります。最新の脳研究を元に、続ける技術とやる気の秘密を解いた本ができました。

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書評・レビュー・感想

すばらしい本である!!!!!
「やる気」や「モチベーション」について悩んできたが、解決の糸口がつかめそうである。本書の内容は大まかには以下の通りである。
 1.人間はそもそもあきっぽい → すぐにやる気がでなくなる
 2.「やる気」はやってこない → 「やる気」は迎えに行くもの
 3.「やる気」のコツは脳をだまして蒼い玉を動かすこと

●あきっぽい人とそうでない人がいる?

今までずっと、あきっぽい人とそうでない人がいるんだと思っていたが、脳研究者である著者から「人間はそもそもあきっぽい」と説明されて目が開かれるような思いだった。そしてその具体例として、2つのマンネリ化を挙げていた。
1つ目がダメなマンネリ化

楽しくて始める→楽しいことがマンネリ化→あきる、つまらない→やめる

2つ目が良いマンネリ化

めんどくさくてもしなくてはいけない→めんどくささがマンネリ化→慣れる→習慣化

つまり、人間があきっぽいことを逆に利用した良いマンネリ化は、続けるパワーになるということである。「人間はめんどくさいことにも飽きる」というのは至言だと思う。

●やる気の「にわとりが先かたまごが先か」論争

また、「やる気」は迎えに行くものということもなんとなく頭ではわかっていたような気もするが、こうして断言されるとはっとした気持ちになった。

「やる気が出たからこぶしを上げる」のではなく、「こぶしを上げたからなんだかやる気が出る」のです。

「楽しいから笑う」のではなく「笑うから楽しい」、「面白いから前傾姿勢で話に聞き入る」のではなくて「前傾姿勢で話を聞くから面白くなる」、「やる気が出たからやる」のではなくて「やるからやる気が出る」、私たちの心はそういう構造をしているのです。

これってたまたまだと思っていたが、脳の仕組みだと脳研究者から言われるとちょっと考えが変わる!!!確かに、笑う門には福来るというが、福が来るから笑うとは言わない。
つまりそれだけ、脳というのは身体の動きに騙されやすいということでもある!
このあたりはすぐに実践できそうである。

●やる気を出すコツとは?

身体を先に動かして「やるんだぞ」としてしまえば、脳はだまされて「やる気」になるということである。もしかして「習うより慣れよ」とはそういう意味があったのか・・・・
非常に実践的なやる気を出すコツである。
そしてこの「やる気」を出している場所はどこかというと、「淡蒼球(たんそうきゅう)」という脳の中にある場所らしく、これは人間の意思では動かすことができない内臓などと同じ無意識のところとのこと。つまり人間の頭でいくら「やる気を出よ!」と唱えてもやる気は出ない。。。でもこの「淡蒼球(たんそうきゅう)」を直接ではないが間接的に動かすスイッチがあるらしい。本書ではそれについても詳しく述べられている。
4つのスイッチは、
  B : Body(カラダを動かす)
  E : Experience(いつもと違うことをする)
  R : Reward(ごほうびを与える)
  I : Ideomotor(なりきる)
とのこと。本書でその具体的な方法が書かれている。

●結論!!!

 ・やる気を出すコツは、脳をだますこと!
 ・脳をだます方法は、4つのスイッチ!
 ・やる気を出す淡蒼球は誰もが持っている脳のパーツであるので、誰でもやる気は出せる!
これは名著である!

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