グラゼニ – 森高 夕次,アダチ ケイジ (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

グラゼニ (1)
グラゼニ (1)

posted with amazlet at 12.10.18
森高 夕次 アダチ ケイジ
講談社

「プロ野球は人生の縮図」と言う人がいるが、そんなことはない!トンデモナイ成果主義による年棒。同じユニホームを着ていても、そこにはトンデモナイ階級がある!現在8年目、中継ぎ投手としてなんとか1軍にいる主人公・凡田夏之介はそんなトンデモナイプロ野球界で生き残れる!?

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書評・レビュー・感想

下は240万円から、上は数億まで。格付けが、年俸によって完全に決められている超格差社会・プロ野球。凡田夏之介は高卒でプロ入りした8年目の中継ぎ投手。左腕でサイドスローという一風変わった武器と、全球団の1軍選手の年俸をソラで言えるという不思議な特技で、厳しい世界を必死でサバイバる!
好きだなあこういう作品。
うん。プロ野球好きにはたまらない作品だと思う。タイトルは、グラウンドにゼニが埋まっているという主人公の考えから取られているが、いわゆる超一流や一流の選手の話でなく、二流または三流の選手の話が主体であり、プロ野球の二軍などを詳しくウォッチしている人にはたまらない作風である。
イチローやダルビッシュみたいな超一流ではなく、一軍と二軍をいったりきたりするレベルの選手が主人公であり、彼のまわりにいる人たちもそれ相応の人たちでなかなかいい味を出している。実際のプロの世界は、こちらの人の方が多いはずなのに、いままでなかなか光が当たらなかった。そこにしっかりと暖かい目で光を当てているのが、この作品である。
いままでの野球マンガとは一線を画した内容で切り口がとても斬新である。
華やかな表舞台から少し離れた舞台裏を垣間見れる。本作品にはいろいろな評価があるが、どん底の選手ではなく、中途半端な選手が揺れ動く様を主体にしているのが個人的には好きである。中途半端さがちょうどいい。
もしかすると読んだ後、プロ野球の見方が少し変わるかもしれない、そんな本である。
おススメ!

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