絵画で学ぶ新約聖書 – 受胎告知編

【この記事の所要時間 : 約 3 分


受胎告知とは、聖母マリアに天使ガブリエルが聖霊によってイエスを身ごもったことを伝えたとされる新約聖書にあるエピソードである。
処女懐胎とも呼ばれ、マリア崇敬の思想のもとにもなっている。

新約聖書によると、大天使ガブリエルが、マリアに近づき、「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる」。驚くマリアをよそに、さらに言う。「あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名づけなさい」と。
大天使ガブリエルは、「聖霊によるのであって、恐れたりすることはない」。さらに、「生まれる子は聖なる者。神の子と呼ばれる」と告げた。
マリアは「私は主のはしためです。お言葉どうり、この身に成りますように」と受け入れる。

この受胎告知の際、マリアは本を読んでいたといわれるため、本と一緒に描かれることが多く、白百合も一緒に描かれることも多い。白百合は純潔のシンボルであり、聖母マリアを象徴している。

このころ、ユダヤ地方は、ローマの支配下にあり、ローマ皇帝によりすべての住民に対して、住民登録の義務が課せられていた。そして住民登録は本籍地で行わなければならなかったので、ナザレで暮らしていたヨセフ、マリア夫婦は、本籍地であるエルサレム郊外のベツレヘムへ移動している。
ベツレヘムでは住民登録するために多くの人が訪れていたため宿がなく、仕方なしに家畜小屋のすみに一泊することになる。そこでマリアは、イエスを生んでいる。
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そのころ、東国の三人の博士がべつべつに星を観察していたところ、大きな流れ星がエルサレムの方へ動いたのを見て、「神が地上に降りたのではないか」と考え、星の行方を追い、イエスを発見する。三人の博士は、イエスに贈り物を捧げて礼拝したといわれる「東方の三博士」または「東方の三賢者」、「東方の三賢人」のエピソードである。
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この時に三博士から贈られたものは、黄金と乳香と没薬だったといわれる。
黄金は王位や権力のシンボルであり、乳香は祈りや神性のシンボル、没薬は死や受難のシンボルである。

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