特上の人生 – 竹村 健一 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 4 分

特上の人生―やりたいことをやりながら成功する法 (サンマーク文庫)
竹村 健一
サンマーク出版
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書評・レビュー・感想

・やりたいことをやって生きる効用

うまくいった場合→人への感謝になる。余裕があり焦りがなくなる。うまくいかない場合→あきらめがあっさりついてしまう。しかしこの効用を期待して、あえてやりたいことをやっているわけではない。純粋に、やりたいことをやって過ごすことが心地いいからに過ぎないつきつめていけば、これが人間のもっとも幸せな生き方ではないだろうか。

・この発想が時間を奪っている

一般的に「そうするべきだ」「よい」とされている発想には注意。なぜなら、自分がどう思うかより、この世間一般の考えにとらわれる確率が高くなるから。この場合、気づくと嫌いなはずなのにいやいややっていたりする。いつしかそれが不本意なことであったことを忘れて自分の大事な時間を犠牲にしている。「世間一般で良いとされている考え」にとらわれて時間を犠牲にする可能性の高いものには、「何でも一生懸命やること」「何事もがんばること」「ひとつのことに集中すること」などの考えに縛られやすい。やっかいなのは、これらが一見、美徳に思えることだ。だから人はときとしてムキになる。ムキになって自分の時間を失う。だから単に一般的な考えに縛られたうえでの行動はやめてみる。自分にとってそれが望むところなのかをよく考えてみる。そのあとには、純粋に自分の好きなことだけが残っているはずだ。無駄に時間を過ごすことはなくなるはずである。

・特上の人生とは自分らしく生きること

本書でかいてあるのは著者の私流の生き方だ。人に強制しようとは思っていない。人はどんな生き方をしてもいいと思っている。自分らしく生きられれば、それがいちばんいい。極端なことをいえば、猛烈に仕事しかしていない人生でも、それが、その人にとってもっとも気持ちいいことであれば、それはそれで、特上の人生になる。要はそこに自分というものがしっかり存在さえしていればいいのだ。他人に惑わされることなく、自分らしく生きる。自分がやりたいように、もっとも楽なように生きる。結局は、それが人生をより楽しいものに、よりよいものにさせると思う。一番大事なのは、自分で自分をしっかりとらえることだ。自分はどういう生き方が好きなのか?どういう状態がもっとも楽なのか?を探すことである。一般的な常識や世間体にとらわれず、とことん本音を追求することだ。

著者の竹村健一氏については、よくテレビにでてえらそうにものをいっているおっさんというイメージがあった。彼についてはほとんど知識がなかったが、昔は記者だったと本書ではじめて知った。京大からフルブライト留学生としてエール大へそして毎日新聞の子会社の英文毎日に入社となっているが、彼がテレビやラジオで感じさせる雰囲気というのはこういうところが源流なのかということがわかった気がした。聞くほうがえらそうに聞こえるのは、彼がそういうことを気にしていないからで、彼にはそんなことはどうでもいいのだということだ。
個人的には、自分が自分らしく生きていると感じることでも人にとっては、自分勝手だと解釈されるかもしれない。しかし彼自身、この相手がどう解釈するかなどどうでもいいということだろう。自分も自分らしく生きるから、君も君らしく解釈してくれ!ということだと思う。書いていることに多少の矛盾もないこともないが、そこをつついても本書から得られるものは少ない。
著者がどういう風に本書を読者に理解してほしいかはだいたいわかるが、それとは別なところで解釈してもいいと思う。途中、個人的には老害というか人生がうまくいったと考えている人がうまくいていないと考えている人に上から下にものをいう感じの部分が多々あったが、それも含めてまあまあでしょう。
(過去ブログからの転載シリーズ)

本エントリーは、過去に運営していたブログから転載したものであり、一部書き直しならびに追記をしてあります。

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