お金の原則 – 邱 永漢 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

お金の原則 (知恵の森文庫)
邱 永漢
光文社
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書評・レビュー・感想

・金儲けは、人生における究極も目標ではない

知っている人を見ても、セックス産業というか射精産業というかそのような商売をやっている人の顔立ちはちょっと違います。裏街道を歩いているという意識がいつのまにか顔に現れるのでしょうか。服装からしておかしくなります。金さえ儲かればいいという考え方を持っている若者が増えてきています。職業に貴賎はないというけれど、人間の品性には貴賎があると思うのです。男の剥き出しの欲望を挑発して商売するのはどう考えても上品とはいえません。

・ぜいたくでバランスをとってこそ節約もできる

一般家庭をみると、無駄使いをしないようにということばかり子供に教えていますが、ほんとうにお金の価値をわからせるためには、ぜいたくを教えるのも、バランスをとるうえで必要です。ぜいたくを知ってはじめてもう一度このすばらしさを味わうためにがんばろうと発奮するのです。お金とうまくつきあうにもバランスがとれた形がいいのです。お金を貯めるには節約がたいせつなのですが、それとバランスがとれた形である程度ぜいたくをしてみると、極端な欲求不満におちいらずに、お金への感覚がつくのです。

・職住接近がはかれれば、お金もたまりやすい。
・愛想のない女性と一緒にいるとお金もツキもどんどん逃げていく。
・友人からの借金申し込みはできるだけ断わったほうがいい

お金を貸したら、友情がこわれることを覚悟しておいたほうがいいです。友達にお金を借りに行く人はたいていお金にだらしのない人ですから心を鬼にして断わるべきです。ただこれまでのつきあいというのがありますから、むやみに断われない場合もあります。そういう場合、もし100万円かしてほしいと頼まれたら、10万円あげるのもひとつの方法でしょう。

・結婚式の費用は無駄にはならない

結婚とはお金の問題だけではなく、けじめの問題でもあります。自分の払うべきお金は金額のいかんをとわず自分で払うのが当然でしょう。

以前に読んだ「生き方の原則」と同じシリーズです。内容が被っているものも一部あります。これも同じようにテーマごとにエッセイぽくなっています。ある程度お金をえた人が年をとり、お金の問題でなやんでいるものへうえから下へものをいう感じがあります。自分の自慢話のあたりをやわらかくするために他人を誉めるところもありますので、すばらしい!と簡単にいえる本ではないかもしれません。ただ、この中から本質を見抜こうと努力しながら読むにはいいんじゃないでしょうか。
(過去ブログからの転載シリーズ)

本エントリーは、過去に運営していたブログから転載したものであり、一部書き直しならびに追記をしてあります。

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