大名屋敷の謎 – 安藤 優一郎 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

大名屋敷の謎 (集英社新書)
安藤 優一郎
集英社

小説・落語・映画・テレビ・芝居等でも舞台になることが多い大名屋敷。しかし、よく知られているようで、その実態を理解している人は少ない。本書は、その住民(勤番武士)の体験談・見聞記、出入りする商人の残した史料などをもとに、大名屋敷の幕末から明治期に至るまでの実像をわかりやすく紹介する。また、リサイクルの観点から話題になる「肥」の活用などについては、今に残る豪農・中村家文書を丁寧に分析し、江戸を支えた「肥」経済の実態を実証的に解明する。同時に、中村家や出入りした商人たちの幕末・明治興亡史としても楽しめる。

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書評・レビュー・感想

ベールにつつまれている江戸の大名屋敷について、御用聞として出入りしていた江戸周辺の豪農の家に残されていた文書から少しづつ解き明かしていくという内容になっている。
時代小説などには出てこないが、裏側ではそうなっているのか?と知らなかったことが多くて非常に面白く読めた。大名家御用達となるための商人たちの競争や汲み取り権確保のために奔走する豪農の姿など知られざるものが明らかにされている。
本書では、尾張藩御用聞である中村家の文書を参考にしている。中村家は、武蔵国豊島郡戸塚村の名主であり、周辺の村々を代表して尾張藩との折衝役になっている。
歴史小説、時代小説好きな方にはおススメ!

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