図解 儲けのカラクリ – インタービジョン21 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 4 分

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書評・レビュー・感想

・ラーメン屋(原価率35%以下が鉄則)

600円程度のラーメンの原価率は約30%。麺が60円、残りがスープ・チャーシュー・海苔など。種類でいくとチャーシュー麺の原価率がもっとも高い。一方、ネギラーメンやタン麺といったシンプルな野菜系のラーメンの原価率が低く、儲けの厚いメニューということになる。ラーメンの値段を格安にしている店では、ギョウザなどのサイドメニューで補っている。ギョウザの原価率はラーメンよりも低い。350円のギョウザの原価は80円(23%程度)ただし、調理に手間がかかるのが難点だ。

・イタリアンレストラン(雰囲気料はワインに上乗せ)

麺類は比較的原価率の低い部類に入る。パスタもしかり。原価率は30%程度。人件費も30%程度。内装・外装・器にも気を使わなくてはならない。昼間は集客もため、ランチなど利益率は低くても回転率を上げて数を。昼間で客の心をつかんで、夜の原価率50%程度のワインで稼ぐ。

・カレー屋

カレーショップも原価率は30%前後に設定されている。原価率の低いカツ・ハンバーグ・卵などのトッピングをのせると利益率がアップする。お店の利益をもっとも左右するのは客の回転率だ。そのため長居の原因になってしまうコーヒー類は置かない店も多い。リピーター獲得のためにはコストの許す限りおいしいコメを使うことがポイントである。

・ガソリンスタンド

首都圏で1リットル100円を売る場合、粗利は8円。首都圏の月間平均販売量は約100kリットルであるから月の粗利は80万円。98年にセルフ式が解禁になり、人件費削減が期待されたが、法的な規制上、「有人セルフ」になるためさほどコストダウンにはなっていない。1リットル中、元売利益5円、問屋利益5円、スタンド利益8円、経費10円、ガソリン税54円、石油税2円、原油価格16円である。つまり利益なしでうっても82円である。

・たばこ

1箱250円の内訳は、利益13円、小売り店マージン26円、敗売コスト20円、製造コスト50円税金141円となっている。同じブランドでもハードボックスは10円ほど高くなっているが、パッケージのコスト差に加えて、使っている葉が上質という理由もある。

・本

印税10%、紙代6%、製版代12%、印刷代7%(ここまで35%)、書店20%、取次ぎ店10%、出版社35%

・セルビデオ

セルビデオのソフトは、レンタルビデオ用ソフトよりも安い。レンタルには頒布権がからんでくるため定価で15000円程度と高価。個人ユーザーにしぼったセルビデオはCD並みの2000〜3000円程度。商売としても魅力的で一般的な小売業の粗利率が20%程度なのに対して、セルビデオの粗利率は60%になる。

・100円ショップ

原価は60〜70円。薄利多売で勝負

・立ち食いそば

かけそば200円とするとそばの原価は100円。これではなかなか儲けはでないが、多くの客は何か具の入ったものを注文する。原価率の低いかき揚げや卵などと組み合わされる。都心では、ソバ8割、うどん2割。12時〜13時に客の4割が集中する。

・居酒屋

ビールや焼酎など市販されているものについては、原価がわかりやすいため、あまり高い値段をつけるわけにはいかない。その分、サワーなどで稼いでいる。スタンダードメニューは原価率が高めですが、サイドメニューや独自メニュー、サワー類で利益率を上げる。

・タクシー

A型基本給+歩合給(ボーナス・退職金あり、業界の5割)
B型完全歩合制(水揚げの60〜70%程度、業界の2割)
AB型  基本給(水揚げの50%)+ボーナス(10〜15%)
歩合給の割合を高くしすぎると、無理な労働や事故の原因になりかねないという批判もある。2000年の厚生労働省統計では、
 全産業男子平均賃金 560万円
 バス業界男子平均賃金 550万円
 大型トラック平均賃金 480万円
 タクシー業界平均賃金 340万円
となっていて、タクシー業界の厳しさをあらわしている。

なかなか面白い。雑学として知っておいたほうがためになるものなどがたくさんあった。知って特するかは微妙ですが、まあまあ参考になります。
(過去ブログからの転載シリーズ)

本エントリーは、過去に運営していたブログから転載したものであり、一部書き直しならびに追記をしてあります。

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