国家の品格 – 藤原 正彦 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

国家の品格 (新潮新書)
藤原 正彦
新潮社
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書評・レビュー・感想

100万部を超えるベストセラーらしい。
読み始めの第1章の1ページ目で目を疑った。

私は、自分が正しいと確信していることについてのみ語るつもりですが、不幸にして私が確信していることは、日本や世界の人々が確信していることとしばしば異なっております。もちろん私ひとりだけが正しくて、他のすべての人々が間違っている。かように思っております。

私は、知性とは、自分がいかに正しいかを言い立てることよりも、自分の間違いの可能性を他人より早くみつけることにより力を入れる振る舞いだと認識している。
その意味で著者には知性が欠けているのではないかと思う。
ベストセラー作家に「知性がない」とは暴言と思われるかもしれないが、いい悪いではなく、そういうものであると申し上げているだけである。
正直申し上げて、著者が「品格」について語るのはいかがなものかと思う。
できるけれども、やらないというのが節度であり、そこからにじんでくる「身の程をわきまえている」人間だけがかもし出すものが「品格」であると思う。
制約の中にあえて踏みとどまる節度を私たちは品がよいと呼んでいる。
その点で、本書での日本人の情緒、感性を上級のものとしてリスト化し、パッケージ化する行為は節度あるものといえるだろうか?私は疑問である。

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