何の因果で – ナンシー関 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

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書評・レビュー・感想

・全身全霊で石井苗子を演じる石井苗子
・髪型にみる元名物編集長の生理
・花田家が紡ぐ物語
・テレビの中のプロレスラー
・料理の鉄人のたまにきず
・二世タレント天国など
おなじみのコラム集
今回なかなかするどいと思ったのが、「大手を振ってまかりとおっている変な話法について」これは料理番組で「にんじんを切ってあげてくださいね」や「170度の油で揚げてあげてください」なんてものだ。たしかに「アゲテアゲテ」ってどういう意味だ?この料理番組で登場する「してあげて」話法は、教える番組であることに原因があると本書では分析している。つまり「教える人」「教えられる人」という上下関係があることが原因であり、その手順を教えるということは命令の連続でもある。
その教える者の優越性を緩和するために「してあげてください」という腰の引けた話法が編み出されたという。最近多くの方が嘆かれ書かれていることだが、小売店やファミレスなどで「でよろしかったでしょうか?」という過去形の間違った話法の使い方も変な話法のひとつである。「でよろしいでしょうか?」は、許可を求める。「でよろしかったでしょうか?」は、確認を求める。ここまではごく普通の言語の問題だが、
ここで問題となっているのは、許可を求める場面で、確認を求めることになっている場合である。
ファミレスに入っていきなり「2人様でよろしかったでしょうか?」というのは驚かされる。なぜならここは2人という確認ではなく、2人だと感じた自分の推論の許可を求める場面だからだ。そこでは「2人様でよろしいでしょうか?」を使うべきだ。そして待ち時間などがあり、だいぶ時間が経過した時点で人数の増減があるかもしれないという事前の認識のもとで以前お聞きした2名様という人数にご変更はありませんか?という意味での人数の確認で「2人様でよろしかったでしょうか?」は使われるべきである。
悪くはない本である。
(過去ブログからの転載シリーズ)

本エントリーは、過去に運営していたブログから転載したものであり、一部書き直しならびに追記をしてあります。

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