孫は祖父より1億円損をする – 島澤 諭,山下 努 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

孫は祖父より1億円損をする 世代会計が示す格差・日本 (朝日新書)
島澤 諭 山下 努
朝日新聞出版

高齢パワーは人口も多く選挙にも意欲的に行くので、政治は高齢者へと顔を向けている。それだけ若者には予算配分がされていない。その根拠を客観的に示す「世代会計」。将来世代に莫大な借金を押しつけないため、高齢者の我慢が国の破綻を救うとする警世の書。

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書評・レビュー・感想

2009年4月に発売された新書であるが、古く感じない。ということは、この世代間格差の問題が解決されていない。または解決される見通しが立っていないということでもあるが・・・
もうある程度、多くの人が知っているが年金や社会保障などで高齢者が得で、若者が損だという話。今の制度自体が人口ボーナス期に作られたものであるので、人口オーナス期に入った現代ではねずみ講になっていることをとくとくと説明している。
世代間格差についてはいろんな本がでているし、ある程度、問題として共有されているかと思うが、デフレの正体などで指摘されている「生産年齢人口の減少」が原因である。今から「生産年齢人口」を増加させることは難しい。よって制度を変えるしかないのだが、その制度を変える方法(選挙)がこれからどんどん投票権をもった人が高齢化し、若者より高齢者の方が選挙権をもった人が多くなるため若者の意思が反映できない仕組みとなっている。
Chikirinの日記 – 図解)若者と高齢者の対立
というような見方(解決策ではない)もある。
Chikirinの日記 – 相対比較の不毛
これもそうかな。
いい解決策がないので、現状維持(というかなにも策を弄しない)のまま、このままいく可能性が高いと思う。

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