礼儀作法入門 – 山口 瞳 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

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書評・レビュー・感想

・結婚式の出欠の返事はその日にうちに・・・

結婚式をあげるほうにとってもっとも困るのが、招待客の出欠の返事がなかなかこないことです。結婚式だけではないが、主催者が頭を悩ますのが、席次である。1人の増減で予定がすっかりかわってしまう。一時的に相手に不愉快な感情をあたえても欠席なら欠席と返事をすぐするほうがいい。そのほうが親切である。

・盃をどうもつか?

人差し指と親指で盃を持つ。そして人差し指と親指の中間のところから飲む。この際、舐めるようにのむのではなく、盃の中の酒を口の中にほうりこむようにして飲む。これが見た目のキレイな飲み方である。そうやってのむと、向かい合っている相手から盃が隠れる。マナーとは美しいことが正しい。

・入院のお見舞いでもらってうれしいもの

もらうほうが恐縮するかもしれないが、入院というのは金がかかる。現金で5000円で快気祝が2000円というのが相手のためによい。そのほか、入院している時くらいしか読めない書物などもいい。

・葬式の心得

「棺を蓋いて事定まる」(かんをおおいてことさだまる)ということわざがある。死んでみて、はじめてその人の真価がわかるという意味である。香典とは、本来は、葬儀を手伝い、悲しみをともにわかちあいたいのであるが、諸種の都合により、それができないので代りに差し出すという意味あいがある。よって香典返しは必要ないばかりか、かえって失礼にあたると考えるべきである。もっともスマートなやり方は、簡単な葬儀の会計報告を行い、残高を示し、それを故人の関心にしたがって、福祉なら福祉、教育なら教育、あるいは自然保護などの関係方面に寄付することだと思う。その受取のコピーをいわば香典かえしの形で発送する。そういうことに理解のない親類には、形式どおりのものを送ればいい。

学生のうちに知っておくべき香典のこと
・個性のある食卓と食器を考えるのも生きるための作法の1つ

友人・知人の家に遊びにいき、夕食をご馳走になる。食卓の中央にグラスがおいてある。それに竹の箸が十数本突き刺さっている。箸置きがない。仕方なく小皿にたてかける。その小皿に鉄腕アトムの絵が書いてある。肉がでる。その肉をもった皿が透明で食卓の模様が透けて見える。刺身が洋皿に盛ってある。ショートケーキをのせるに相応しい洋皿である。醤油注ぎはメーカー名のはいったガラス製。ソースはビンのまま。マヨネーズは歯磨きチューブみたいな徳用大型が突っ立っている。食べる・飲むということについては、すべてプラスチック製でも全て事足りるのである。事は足りるのであるが、足りないものがある。この足りない部分が、私たちの日常の「生活」であり、「味わい」というものではないでしょうか。

エッセイのようなものです。
礼儀作法とは「他人に迷惑をかけない」ことだと著者はいいます。
とりわけ社会人初心者用の人生の副読本ではないでしょうか。
(過去ブログからの転載シリーズ)

本エントリーは、過去に運営していたブログから転載したものであり、一部書き直しならびに追記をしてあります。

著者は大正生まれの故人ですので、少し古くはあります。

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