台湾人と日本精神 – 蔡 焜燦 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

近年、台湾では、日本統治時代を正しく評価する歴史教育がスタートした。ところが、日本では、自虐史観という虚構が日本人から自信と誇りを奪ってしまった。本書では、「台湾には日本が今こそ学ぶべき正しい日本史がある」とする著者が「日本人よ、自信と誇りを取り戻せ」と訴える。小林よしのり著の「台湾論」をめぐる一連の騒動の中で、販売中止に追い込まれた「問題の書」でもある。

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書評・レビュー・感想

台湾近代化の父・後藤新平の座右の銘
「金を残す人生は下、事業を残す人生は中、人を残す人生こそが上なり」
水力発電事業で成果を残した第七代台湾総督の陸軍大将・明石元ニ郎 「余は死して、護国の鬼となり、台民の鎮護たらざるべからず」 と残し、台湾の土となる。そして「軍人中、皇族をのぞいて明石のような墓をもったものはいない」といわれるほど立派な墓が台湾人の寄付により作られる。
著者はコンピュータ会社の経営者でもあるが、今日さけばれている「経営の合理化」や「科学的経営」は性分にあわない。経営者たるもの、利潤追求の方法を模索する前に、まずは社員を愛し、そして、信じてまかせることから始めなければならない。
社員を自分の子供のようにかわいがり、育ててやろうという愛情こそが大切なのだと信じてやまないという。経営者がそのように心がけることによって、社員はモチベーションを高め、会社という小さな公に尽くしてくれると考えているという。その結果、生まれるのが利益である。またこうしたことが優秀な人材を育成することにもなる。人材こそ企業の宝であり、そして国家の財産であることを忘れてはならない。
上記の後藤新平の座右の銘こそ経営理念だという。
台湾旅行の空港での待ち時間で読む。
内容が濃く非常に面白い。
日本の右翼か?と思うほどの親日家(愛日家)である彼の文章には非常に説得力を感じる。
次は、戦争を知らない世代と知っている世代の外省人の台湾に関する本があれば是非よんでみたい。
(過去ブログからの転載シリーズ)

本エントリーは、過去に運営していたブログから転載したものであり、一部書き直しならびに追記をしてあります。

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