難儀でござる – 岩井 三四二 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

難儀でござる (光文社時代小説文庫)
岩井 三四二
光文社

甲斐勢は、攻め入ってきた駿河勢の退路を断ち、二千の兵を勝山城で孤立させた。甲斐国守護・武田信直は、今川の使者である老僧・宗長に兵の解放の条件として二万貫文を要求する。甘利備前は宗長との交渉役を命じられる。だが、相手はのらりくらりと連歌に精を出すばかり―(『二千人返せ』)。歴史的事件の陰で理不尽な無理難題に振り回される男たちを描いた短編集。

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書評・レビュー・感想

歴史短編集であるが、タイトルにあるように「難儀」なことばかりである。
そしてその難儀なことになるのが、歴史上の有名人のそばにいる人たちであり、多くが、その難儀なことに振り回され、途方にくれている内容となっている。
信長に金を無心する役を押しつけられた公家、隠居せぬ血気盛んな老父の処世術、いい人だけど無意味な篭城を続ける大名などなど、とてもおもしろく読めた。
内容は、以下の8つの短編である。
 ・ 二千人返せ
 ・ しょんべん小僧竹千代
 ・ 信長を口説く七つの方法
 ・ 守ってあげたい
 ・ 山を返せ
 ・ 羽根をください
 ・ 一句、言うてみい
 ・ 蛍と呼ぶな
この中では、「二千人返せ」、「羽根をください」、「一句、言うてみい」が面白かった。

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