ジャンプ – 佐藤 正午 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

その夜、「僕」は、奇妙な名前の強烈なカクテルを飲んだ。
ガールフレンドの南雲みはるは、酩酊した「僕」を自分のアパートに残したまま、明日の朝食のリンゴを買いに出かけた。
「5分で戻ってくるわ」と笑顔を見せて。
しかし、彼女はそのまま姿を消してしまった。
「僕」は、わずかな手がかりを元に行方を探しはじめた・・・・
作家の山本文緒氏は、佐藤正午のことを平凡で優柔不断で鈍感な男を書いたら日本一だ!と評している。これに私は強く共感する。
その平凡さや優柔不断さ、鈍感さ自体に決してスポットがあたるわけではないが、そのような属性にスポットが当たらないゆえに逆にそれがポイントになっていると感じる。
恋愛小説家としての男と女のストローク。
著者お得意の噛み合わないストークによるユーモア。
はにかみを含む屈折した思いやり。
ミステリー作家としての謎解きの面白さ。
どれを中心にそえても満足できると思う。
(過去ブログからの転載シリーズ)

本エントリーは、過去に運営していたブログから転載したものであり、一部書き直しならびに追記をしてあります。

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