社員の幸せを追求したら社長も成果主義も不要になった! – 日下 公人 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 4 分

リストラ体験者が発明した「破常識」な経営法。「利益は社員で山分け」「管理職ゼロ」──こんな会社があった!「利益は社員で山分け」「管理職がゼロ」「ノルマ・目標設定は有害」「社長は4年交代制」「社長の年収は社員の最高年収を超えてはならない」「パートも取締役になれる」「退職金は前払い」こんな会社があった!
全国に125店舗を持つメガネチェーン「21(トゥーワン)」は、大不況のなか、ものすごい勢いで売り上げをのばしている。にもかかわらず、彼らの経常利益は毎年マイナス。なぜなら、利益は社員で山分けし、さらに商品の値下げで消費者に還元するという方法をとっているからだ。すべては、社員が金銭的にも精神的にも安心して楽しく仕事ができるようにするために生み出された方法論である。
まさに、不況やリストラの危機にまさに直面している全国のサラリーマンにぜひ知ってほしい、新しい「会社のあり方」である。
急成長メガネチェーン・株式会社21の「破常識」な経営
  ・いっさいの利益を社員で山分けし、顧客にも還元
   (利益を残さない会社)
  ・株主は社員で、社員による共同経営
   (仲間主義で雇用者・被雇用者の関係が希薄な会社)
  ・人事破壊で合理化
   (間接部門がなく、管理職もいない会社)
  ・会社の業績、財務状況、全社員の給与・賞与明細などの情報開示
   (透明経営の会社)
  ・社員間の競争排除
   (ノルマ・目標を設定せず、成果・能力主義でない会社)

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書評・レビュー・感想

人事評価では、実務的に厳密さを求めるのが不可能で、按配と手加減が必要になる。他人の昇進にまであれこれいう人は、自分も出世できない。あまりあれこれ言い募ると、自分も損をするし組織も損失をこうむる。評価が不満でも、その理由をしつこく聞かない方がよい。「来年はがんばります」というほうが、みんなが気持ちいい。ネチネチ言うと組織全体を壊すことになる。
紀元前にインドのバラモン教徒がこの世に「愚問」があることを発見した。愚問とは、人に聞いてはいけないことで、自分で考え、自分で答えを見つければそれですむことだから、聞かれても答えてはいけない。
ところが、近代にはいって日本社会からは愚問というのがなくなってしまった近代科学精神は科学的に研究すればなんでもわかる、今は答えが見つからなくてもみんなでかんがえればいいというものだ。
よって現代の若い世代はそのように教育を受けているから、何を聞いてもいいと思っているし、この世に愚問があることも知らない。「愚問だ」といわれる前に「察する」ことが大事である。
会社で評価に異議を唱える若い社員に、上司がいちいち答えていると、逆にやりこめられてしまう。それで会社がうまくいくだろうか?職場がギスギスしやしないだろうか?答えようがない、あるいは答えがあっても、よい結果を生まない、本人も相手も不愉快になるのが分っていてあえてする質問は「愚問」なのである。
会社のありかたの1つの方法だと思う。
会社はだれのものか?
中小企業で多いのは、社長の物という場合。
大企業で多いのは、株主の者という場合。
そうではなく、上場をしないで、会社は社員の物であると宣言する場合もある。それがこの例だ。グローバルスタンダードに対抗するには、このようなローカルスタンダードなのかもしれない。
(過去ブログからの転載シリーズ)

本エントリーは、過去に運営していたブログから転載したものであり、一部書き直しならびに追記をしてあります。

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